2月27日10時から、「ゲオモバイル アキバ店」がリニューアルオープンする。
同店舗はこれまで「ゲオ アキバ店」として2014年7月から運営しており、ゲームと中古携帯を販売してきたが、リニューアルにあたって中古携帯電話や格安SIMの業務に特化。ゲームやカードの販売に使っていた3フロアをモバイル売場にあて、中古携帯の販売数を3倍に増やし、3000台以上をそろえる。ゲオは、このアキバ店をゲオモバイルの旗艦店として展開していく。
壁紙や(端末を設置する)器具など、内装もフルリニューアルし、新しい店舗へと姿を変えた。26日にオープン前の店舗を見てきたので、その様子をリポートしたい。
ゲオ モバイル運営部 ゼネラルマネージャーの森田広史氏によると、秋葉原という土地柄もあり、これまでの来店者は90%ほどが男性だったそうだが、携帯料金に関する総務省のタスクフォースでMVNOが話題に上がってから、女性や20代男女の来店者も増えているという。こうした格安SIM/スマホの認知、需要が少しずつ拡大していることが、今回のリニューアルにつながった。
フロアは6階まであり、1〜5階で中古携帯や格安SIMを扱っている。1階では格安SIMの契約やSIMロックフリー端末を販売しており、「ゲオモバイル(OCN モバイル ONE)」と「UQ mobile」のSIMは、MNPの即日契約にも対応している。格安SIM初心者に対して相談員がより丁寧に説明できるよう、新たに4つのカウンターを設置した。プリペイドSIMも販売しており、外国人の旅行者や居住者がよく購入しているという。
2階ではiPhone/iPad、3階ではドコモのAndroid端末、4階ではauとソフトバンクのAndroid端末、5階ではタブレットとフィーチャーフォン(いずれも中古)を取り扱う。
iPhoneはドコモ系MVNOのSIMカードをそのまま使えるドコモ版が人気で、価格もauとソフトバンクに比べるとやや高い。一方、auのスマホは中古でもSIMロック解除が可能なため(ドコモとソフトバンクは契約者でないとSIMロック解除ができない)、3月にSIMロック解除が可能になれば、「auのiPhone 6s/6s Plusは、これから値上がるかもしれない」と森田氏は話していた。
中古iPhoneの中では、「iPhone 5s」が特に人気だという。今となっては貴重な4型という小型サイズと、3万円台という手頃な価格が支持を集めているそうだ。ちなみに「iPhone 5c」は2万円台とさらに安く、こちらもねらい目だ。
6階の催事フロアでは、格安SIMや中古携帯の初心者に向けたイベントを定期的に開催する予定だ。27日11時30分からは、リニューアルオープンを記念した「指-1グランプリ」を開催する。アイドルと指相撲ができるチャンスがあり、優勝者には中古タブレットがプレゼントされるので、興味のある人は訪れてみてほしい。
店舗はJR秋葉原駅から徒歩2〜3分という立地の良い場所にあって訪れやすい。3月6日までは、中古携帯の販売を全品10%オフにするキャンペーンも実施している。高額な端末ほどお得になるので、中古携帯の購入を検討している人は、この機会を逃さずチェックしてほしい。
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