ケイ・オプティコムは9月29日、MVNOサービス「mineo」で提供している「フリータンク」が「2016年度グッドデザイン賞」を受賞したことを発表した。MVNO(仮想移動体通信事業者)としては、初のグッドデザイン賞受賞となる。
このサービスは、全国のmineoユーザーでパケットを共有し助け合うというもので、余ったパケットを預け入れたり、足りないパケットを最大1GBまで引き出したりできる。コミュニティサイト「マイネ王」に登録さえすれば、全てのmineoユーザーが利用できる。
2015年12月のサービス開始から、約207TBのパケットが出入りしており、現時点で約15TBのパケットがフリータンクに貯まっている状態だという。熊本地震の際にはユーザーとケイ・オプティコムが団結し、地震の翌日からフリータンクの引き出し可能とするなどの支援も行ってきた。
受賞については「パケットをお裾分けする」という日本的な共有文化に根付いたアイデアを一定以上のユーザー規模で実現している点が高く評価された。この独自サービスは「MM総研大賞2016 話題賞」「コードアワード2016 グッド・イノベーション賞」も受賞しており、同社は今後も魅力的なサービスで他社との差別化を図っていくとしている。
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