ドコモの「Xperia X Compact SO-02J」がAndroid 7.0に

» 2017年03月07日 12時40分 公開
[井上翔ITmedia]
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 NTTドコモは3月7日、ソニーモバイルコミュニケーションズ製Androidスマートフォン「Xperia X Compact SO-02J」のOSバージョンアップを開始した。バージョンアップ後のOSはAndroid 7.0で、ビルド番号は「34.2.B.0.211」となる。

Xperia X Compact SO-02J Xperia X Compact SO-02J

バージョンアップの概要

 両機種にOSバージョンアップを適用すると、2つのアプリを同時に画面表示する「マルチウィンドウ」機能、通知エリアからのインライン返信機能、画面表示の拡大・縮小機能など、Android 7.0で新規に追加された機能を使えるようになる。また、Android 6.0から追加された省電力機能「電池の最適化(Dozeモード)」の適用範囲が拡大している。

 その他、主要な機能改善や仕様変更は以下の通り。

  • 通知パネルとクイック設定のユーザーインタフェース(UI)の変更
  • 端末設定の「データ使用」のUI変更と「データセーバー」機能の追加
  • ホームアプリの設定方法の変更(「アプリの設定」から設定するようになる)
  • 端末設定の「言語と入力」における言語選択方法の変更(言語と地域をそれぞれ選択する形式に)
  • 端末ロック中でもクイック設定からのユーザー追加が可能に(要設定)
  • ソニーモバイルコミュニケーションズ純正の「ダイヤル」「連絡先」アプリの刷新
  • アプリ履歴画面での「全アプリ終了」が「全て削除」に(表示位置も画面右下から右上に)
  • 端末設定の「STAMINAモード」のUI変更
  • スマートクリーナーの機能改善(ストレージの詳細表示に直接ジャンプ可能に)
  • 「Movie Creator」アプリの機能改善
  • 設定からデータ初期化をした場合に、まれにGoogleアカウントの入力を求められる場合がある不具合の修正
  • セキュリティパッチレベルを「2017年2月」に更新
マルチウィンドウ Android 7.0になると追加される「マルチウィンドウ」(画像は「Xperia XZ SO-01J」のもの。以下同様)
状態表示の追加言語設定の変更 端末設定のトップに「機内モード」や「Do not disturb」の状態表示が追加された(写真=左)ほか、言語の設定方法が変更になり、最優先言語を表示言語として用いるようになった(写真=右)

バージョンアップの方法

 OSバージョンアップは、端末単体で行う方法と、インターネットに接続したWindows PC・Macと端末をUSBケーブルでつないで行う方法がある。所要時間はいずれの方法でも約50分とされているが、端末内のデータやアプリの状況によって時間は前後する。本体内のデータは保持されるが、念のために重要なデータはmicroSDやPCなどにバックアップ取ることをお勧めする。

端末単体での更新

 端末設定で「端末情報」→「ソフトウェアアップデート」→「今すぐ更新」と進むと開始できる。また、通知パネルにバージョンアップの旨が表示された場合は、それをタップしても開始できる。

 更新データのダウンロードは、Wi-Fi(無線LAN)かドコモのLTE(Xi)/3G(FOMA)回線で行う。LTE/3G回線を使う場合、パケット通信料金は無料だが「spモード」の契約が必須で予約ダウンロードのみとなる。予約ダウンロードの場合、時間帯はアップデートプログラムが自動的に指定する。すぐにダウンロードしたい場合は、Wi-Fi接続を利用しよう。

OSバージョンアップ画面 OSバージョンアップの更新データのダウンロードとインストールを即時実行したい場合は、Wi-Fi接続が必須となる。LTE/3G回線では予約ダウンロードのみとなる

Windows PC・Macと接続して更新

 Windows PCまたはMacを使って更新する場合、事前にソニーモバイルコミュニケーションズのWebサイトから「Xperia Companion」をダウンロードして、Windows・macOSにインストールする必要がある。

 Xperia Companionのインストール後、Windows PC・Macと端末をUSBケーブルで接続し、Xperia Companionを起動して「ソフトウェア更新」を選択する。その後は、Xperia Companionの指示に従おう。

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