スマートフォンアンケートアプリ「TesTee」を運営するテスティーはこのほど、10〜20代の若年層を対象にSNSの使い方に関するアンケートを実施。連絡手段にはSNSを活用するものの、SNSから距離を置く「SNS疲れ」の実情を発表しました。
調査は3月22、23の両日に、TesTeeに登録している10代の男女1,006サンプル、20代の男女1,004サンプルの合計2,010サンプルを対象に実施。「SNSを利用しているか」という設問に対し、「利用している」と回答は10代で76.1%、20代で76.0%。利用しているとの回答者へLINEを利用の有無を尋ねたところ、10代の93.1%、20代の89.5%と、SNS利用者のおよそ9割が「LINEを利用している」という結果に。
また、LINEで「友だち」に登録している人数は、30人以上が6割以上。一方、スマホの連絡先ツールにメールアドレスや電話番号を登録している人数は10代では51.5%が「10人未満」で、20代も「30人未満」との回答が半数以上を占め、現在の若者は連絡先の交換にLINEのIDを積極活用している様子がうかがえるとのこと。
LINEを中心に、友人などとの連絡手段に必須ともいえそうなSNSですが、10代の23.9%、20代の24.0%が「SNSをやっていない」と回答しています。やらない理由は「スマホを持ったばかりだから」「電話・メールで事足りる」「設定が面倒」(10代)、「セキュリティーが心配」「人に干渉されたくないから」「必要性を感じない」(20代)など。最多回答は「面倒くさい」でしたが、個人情報の漏洩などを懸念して意識的に避けているひとも存在しています。
SNSを利用した経験があるが退会したユーザーによる、SNSをやめた理由は「逐一他の人が気になり一喜一憂してしまうから」「嫌がらせがきたことがある」「発言に気を使う」など、楽しく便利なはずのSNSが、逆に負担になってしまう「SNS疲れ」を思わせる回答があがっています。幼少時からインターネットに慣れているはずの若年層でも、SNSとの付き合い方には頭を悩ませているようです。
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