シャープの「AQUOS R」がソフトバンクから登場 5.3型WQHD液晶、下り最大612Mbps通信

» 2017年05月11日 10時58分 公開
[田中聡ITmedia]

 ソフトバンクが、シャープのスマートフォン「AQUOS R」を7月上旬以降に発売する。発売に先駆け、6月16日に予約を受け付ける。カラーはマーキュリーブラック、ジルコニアホワイト、ブレイズオレンジの3色。

 AQUOS Rは、シャープが投入する新しいフラグシップスマートフォン。これまでのスマートフォンAQUOSは、納入するキャリアごとに製品名を変えていたが、今後、フラグシップ機は「AQUOS R」で統一する。

AQUOS R 「AQUOS R」のマーキュリーブラック
AQUOS R ジルコニアホワイトとブレイズオレンジ

 ディスプレイの解像度は従来のフルHD(1080×1920ピクセル)からWQHD(1440×2560ピクセル)に向上したほか、通常の2倍となる、1秒間に120回の更新(120Hz駆動)が可能な「ハイスピードIGZO」を採用。AQUOS Xx3との比較で、液晶の応答速度が約1.5倍向上した。

 液晶テレビ「AQUOS」の技術をモバイル向けに最適化した「リッチカラーテクノロジーモバイル」を搭載し、デジタルシネマの標準規格「DCI」に対応した広色域の表示が可能に。白飛びや黒つぶれを抑えた鮮やかな表示が可能なHDR(ハイダイナミックレンジ)表示にも対応し、「Amazonプライムビデオ」などHDR対応コンテンツを視聴できる。さらに、標準画質の動画をHDR画質に変換する「バーチャルHDR」にも対応する。

 2260万画素のアウトカメラは22mm相当(35mmフィルム換算)、1630万画素のインカメラは23mm相当(35mmフィルム換算)の広角撮影が可能だ。手ブレ補正は、従来の静止画、動画撮影での光学式手ブレ補正に加え、アウトカメラとインカメラでの動画撮影時に電子式手ブレ補正にも新たに対応した。

 AI機能「エモパー」がさらに進化。ユーザーの行動や習慣を学習し、未来の予定や時期に合わせて「やるべきこと(ToDo)」を提案してくれる。また天気や占いなどの情報をすぐに知りたいときは、「ハロー、エモパー」と声で呼び出して質問できるようになる。

 動く充電台「ロボクル」を付属しており、AQUOS Rをセットすると、電話着信時やアラーム鳴動時、メールの新着通知や不在着信が来ているときなどにユーザーを探し、振り向いて知らせてくれる。

 プロセッサはQualcommのSnapdragon 835、内蔵ストレージは64GB、メインメモリは4GBを搭載した。バッテリー容量は3160mAh。防水(IPX5/8)と防塵(じん)(IP6X)、ワンセグ/フルセグにも対応する。

 キャリアアグリゲーション、4×4 MIMO、256QAMといった技術により、通信速度は理論値で下り最大612Mbpsに対応(上りは最大37.5Mbps)。612Mbpsの通信は札幌や名古屋など一部エリアからスタートし、全国都市に順次拡大する。対応エリアはWebサイトから地域ごとに確認できる。

※初出時に上り速度を「75Mbps」としていましたが、ソフトバンクのリリースの記載が誤っており、正しくは「37.5Mbps」のため、訂正いたしました(5/11 23:00)。

「AQUOS R」の主な仕様
機種名 AQUOS R
メーカー シャープ
OS Android 7.1
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 835 MSM8998(2.2GHz×4コア、1.9GHz×4コア)
メインメモリ 4GB
ストレージ 64GB
外部メモリ microSDXC(最大256GB)
ディスプレイ 約5.3型WQHD TFT液晶(IGZO)
解像度 1440×2560ピクセル
連続通話時間 測定中
連続待受時間 測定中
バッテリー容量 3160mAh
アウトカメラ 有効約2260万画素CMOS
インカメラ 有効約1630万画素CMOS
ボディーカラー マーキュリーブラック、ジルコニアホワイト、ブレイズオレンジ
サイズ 約74(幅)×153(高さ)×8.7(奥行き)mm(暫定値)
重量 約169g(暫定値)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年