NTTドコモは、同社のAndroidスマートフォンと音声通話対応タブレットに提供している「ドコモ留守電アプリ」を6月下旬をめどにバージョンアップする。これにより、新機能「みえる留守電」を追加し、動作対象端末を拡大する。留守番電話サービス(月額300円)とspモード(月額300円)の両方を契約している回線であれば、追加料金なしで利用可能だ。
みえる留守電は、留守電アプリで受信(ダウンロード)した伝言メッセージをサーバで分析し、テキストデータとして受信できる機能だ。周囲が騒がしく音声を聞き取りづらい環境や、電車や病院など静かな環境での利用を想定している。
文字起こしは、音響モデルによる「音素解析」をした上で、単語とその配列情報からなる「言語モデル」とユーザーが設定した「ユーザー辞書」で文字変換をすることで実現している。リリース当初は、文字起こしにかかる時間はメッセージの長さと同程度となるが、今後変換サーバの改善により時間の短縮を図る計画だ。
従来のドコモ留守電アプリは、OSバージョンアップしたものを含むAndroid 6.0以降を搭載する端末を対象としていた。今回のバージョンアップでは、それを「Android 5.0以降を搭載する端末」に拡大する。
新たに動作対象となる端末については、留守番電話サービスとspモードの両方を契約していればアプリのバージョンアップ日以降に自動ダウンロードされる。既に留守電アプリをインストール済みの端末については、Application Managerを使ってアプリを更新するとみえる留守電を使えるようになる。
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