既報の通り、UQコミュニケーションズは10月23日、MVNOサービス「UQ mobile」向けの新しいスマートフォン2機種と、モバイルデータ通信サービス「UQ WiMAX」向けの新しいモバイルWiMAX 2+ルーター1機種を発表した。
UQ mobileにおいては、既存の2017年夏モデルや先日取り扱いを開始した「iPhone 6s」に今回発表されたスマホ2機種を加えて2017年秋冬商戦を戦うことになる。新たに投入するスマホ2機種は、どのような意図を持って投入されるのだろうか。
2015年10月、UQコミュニケーションズはKDDIバリューイネイブラー(KVE)と合併し、KVEが沖縄県以外(※)で展開していたUQ mobileの事業を引き継いだ。それ以来、上下最大300kbpsに通信速度を制限する代わりに通信容量をカウントしない「節約モード(SNSデータ消費ゼロ)」、イチキュッパ割、iPhoneの取り扱い、VoLTE対応スマホの投入……と、さまざまなサービス改善施策を実施してきた。
その成果もあり、MMD研究所が行った「2017年9月格安SIMサービスの満足度調査」(参考記事)において総合満足度で1位を獲得した。
※ 沖縄県内のUQ mobileは、沖縄セルラー電話の子会社である「UQモバイル沖縄(旧・沖縄バリューイネイブラー)」が提供している(参考記事)
最近では女性契約者も増えており、スマホ・ケータイとのセット購入者に絞った契約者比率では、男女比がほぼ半々という所まで来ているという。また、50代以上の高年齢層や20代の若年層の契約者数も伸びているという。
直近の9月の販売データによると、UQ mobileでは「iPhone SE」「AQUOS L2」「HUWAEI P10 lite」の3機種で端末販売台数の約7割を占めている。iPhoneに人気が偏っている訳ではなく、iPhoneは「若年寄りの男女」、AQUOS L2は「高年齢寄りの男女」、P10 liteが「若い男性」を中心にそれぞれ支持を集めているそうだ。
2017年秋冬モデルは、継続販売される2017年夏モデルとiPhoneの「間隙(かんげき)」を埋める存在として登場する。「arrows M04 PREMIUM」であれば「高齢寄りの男性」、「AQUOS sense」であれば「老若男女」を想定しているとのことだ。
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