Qualcommは、5月24日にモバイル向けプロセッサ「Snapdragon 700」の新シリーズ「Snapdragon 710 Mobile Platform」を発表した。
本製品には10nmプロセスを採用し、「Snapdragon 660」と比較してAIアプリのパフォーマンスが最大2倍に向上。「Snapdragon 800」シリーズ以外では初となる4K HDR再生をサポートする一方、消費電力はゲームや4K HDR再生時で40%、ストリーミング時で20%削減した。
CPUは「Kryo 360」、GPUは「Adreno 616」、ISP(イメージシグナルプロセッサ)は「Spectra 250 ISP」を搭載。「Snapdragon 660」よりも性能を最大20%向上させ、Webブラウジングは25%、アプリ起動時間は15%高速化している。LTEモデムは「X15 LTE」を内蔵し、下り最大最大800Mbpsをサポート。「Quick Charge 4+」にも対応する。
「Snapdragon 710」は現在提供中で、2018年第2四半期の発売製品に搭載される見込み。
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