国内メーカー初のXi対応 ほぼ全部入りスマホ「ARROWS X LTE F-05D」(懐かしのケータイ)

» 2018年07月01日 14時10分 公開
[ITmedia]

 思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモの富士通(現・富士通コネクテッドテクノロジーズ)製スマートフォン「ARROWS X LTE F-05D」です。

「ARROWS X F-05D」(正面)
「ARROWS X F-05D」(背面) 「ARROWS X F-05D」

 2011年に発売されたF-05Dは、下り最大75Mbps、上り最大25Mbpsのデータ通信が可能なLTE通信サービス「Xi(クロッシィ)」に国内メーカーとして初めて対応した機種です。

 2コアCPUや4.3型HD液晶を搭載するなどハードウェアスペックが高い上、ワンセグや赤外線通信、おサイフケータイ、防水(IPX5/IPX8等級)など、日本市場特有の機能に対応した「ほぼ全部入りスマホ」ということで発売前から注目を集め、都内の量販店では約3000台の予約があったというほどの人気ぶりでした。

左側面
右側面

 2012年11月には、Android 2.3からAndroid 4.0へのバージョンアップが提供され、新たな機能に対応したほか、動作の安定性や軽快さが向上。ただし、バッテリーの持ちが少し悪くなるという「副作用」もありました。

 当時のAndroidスマホはスペックとバッテリー容量が不釣り合いな面もあり、バッテリー持ちが問題になることも少なくありませんでした。この後、ソフトウェア・ハードウェア両面での省電力性向上の取り組みと並行してバッテリー容量の向上が図られるようになります。

上面
バッテリー
ワンセグ視聴中

「ARROWS X LTE F-05D」の主な仕様

  • 発売日:2011年12月17日
  • キャリア:NTTドコモ
  • メーカー:富士通
  • サイズ:約64(幅)×129(高さ)×9.8(奥行き)mm
  • 重量:約124g
  • メインディスプレイ:4.3型(720×1280ピクセル)TFT液晶 1677万色
  • アウトカメラ:有効約1310万画素CMOS
  • インカメラ:有効約130万画素CMOS
  • ボディーカラー:Magenta、Blue Black

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