NTTコミュニケーションズが、MVNOサービス「OCN モバイル ONE」にて、8月1日に「MUSICカウントフリー」の本サービスを開始する。利用料金は無料で、利用規約に同意した上で、ユーザーが個別に申し込む必要がある。既にMUSICカウントフリーのトライアルを利用している人は申し込み不要。
MUSICカウントフリーは、対象の音楽ストリーミングサービスを、データ消費ゼロで利用できるオプションサービス。対象サービスは、Amazon Music、AWA、dヒッツ、Google Play Music、Spotify、ひかりTVミュージック、レコチョクBest。
2018年4月から期間限定のトライアルで提供しているが、想定以上に利用され好評だったことから、本サービス化に踏み切った。同社のアンケート調査によると、トライアルがきっかけで音楽配信サービスを利用した人が約34%いたという。
一方、カウントフリーの利用が増えることで、トラフィックに負荷が掛かることを心配する声も挙がったそうだが、MUSICカウントフリーが最も使われる時間帯は8時前後で、OCN モバイル ONE全体のトラフィックピークである12時半前後とずれているため、大きな負荷は想定されないとのこと。
アンケート調査によると、トライアルの利用者のうち、男性が86%、女性が14%だった。年代は40代が35%、50代が41%と多く、OCN モバイル ONEユーザーの属性と同様だった。
カウントフリーは、「BIGLOBEモバイル」も音楽と動画の配信サービスを対象とした「エンタメ・フリー」を実施している。こちらは音声SIMが月額480円(税別、以下同)、データSIMが月額980円の有料サービス。LINEモバイルは、「LINE MUSIC」と主要SNSをカウントフリー(データフリー)の対象とした「MUSIC+プラン」を提供しており、料金は月額1810円から。
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