ではいよいよポートレートの時間。
今回はまずアウトカメラの作例から。
顔が影になっているので「逆光+人物」と判断された。
撮ったものがこちら。
顔は半分が影になっていたのだけれど、ちゃんと明るく調整されていて良い感じに。
続いて室内でのひとコマを。
明るさなど少し調整はされているようだが、ナチュラルな写り。
アウトカメラには特に美肌系の機能はなく、リアルな写り。しかし、顔がちゃんと明るく撮れるように逆光でも調整されていて、画質は非常に良好。昔のXperiaよりずっと良くなっていると思う。
まあ、美肌処理に慣れてる人にはアレかもしれないけれど。
お次はインカメラで自撮り。
自撮り時は、美肌効果のオンオフがメニューに現れる。「インカメラで自撮りする人には美肌を提供しましょう」っていうことだ。
注目は画素数。「Xperia XZ2」では約500万画素だったセンサーが、XZ2 Premiumでは倍以上の約1300万画素に。フロントカメラにも力を入れてきたのだ。
では撮ってみるのである。
シャッターボタンのすぐ隣には、セルフタイマーボタンがある。シャッターボタンが押しづらいアングルでの撮影に便利だ。
大事なのは、明らかに画質がよくなっていること。逆光でも良い感じに撮れている。
1300万画素ならではの写り。よく見ると確かに美肌処理がかかっていて肌が滑らかになっている。
先ほど、ディスプレイが4KでHDRに対応していることに触れたが、動画の撮影も4K HDRに対応している。
クオリティをぐっと追求してきた。
HDRで撮った動画はHDR対応してないディスプレイで見るとちょっと眠い感じになってしまうのでどう見せれば良いのか難しいけれども、HDR対応のテレビやXZ2 Premium上で見る分にはすごくクオリティが高い。
参考に、普通に撮った4K動画のキャプチャを載せておく。
4K動画撮影時の注意点として、手ブレ補正が弱くなることは挙げておく。普段の動画撮影は、手ブレ補正もしっかり効くフルHD(1920×1080ピクセル)解像度で撮った方が気軽で良いだろう。
Xperiaが得意な960フレーム/秒の「スーパースローモーション撮影」も、最高解像度がフルHDになった。
つまるところ、Xperia XZ2 Premiumは「アウトカメラのデュアルカメラ化」「画像処理の高速化」そして「インカメラの高画素化」が“Premium(プレミアム)”たるゆえんだ。Xperia XZ2と比べても、カメラとしての基本性能がグンと上がったのである。
もうちょっと先読みオートのような高速さをアピールする機能や、超高感度をもっと気軽に使えたら良いのに、と思ったりはするが、まあその辺がソニーらしいところか。
でも、デュアルカメラ化のメリットが今のところ「超高感度」だけというのはさびしい。
というわけで、デュアルカメラならではの背景ボケ機能と、カラー+モノクロカメラならではのモノクロ撮影機能の搭載を心待ちにしております。
(人物モデル:伊東あんず(アミティープロモーション所属))
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