もう1点、ドコモのウルトラシェアパックへの乗り換えを後押しした理由として、2018年夏モデルの「Galaxy S9+ SC-02K」の完成度が高かったことがあります。
長らくGalaxyを使っている筆者にとって、Galaxy S9+は「使ってみておどろいた」という意味でのサプライズはなく、予想通りといえば予想通りで、無難といえば無難に使えているのですが、ストレスを感じることがほとんどないという意味では非常に満足度が高いです。
ただ、“細かい点”まで見ると、やや不満な点がいくつかあります。
その1つが「屋外での端末温度上昇」です。
この夏、シェアバイクにスマホホルダーを取り付け、そこにGalaxy S9+をはめて走る機会が何度かありました。すると、猛暑だったこともあってか、温度上昇でカメラが起動しないことがたまにありました。そうでなくても、屋外で長時間使うと端末がかなり温かくなることもありました。
さすがに、最新のスマホも外の暑さには勝てないのでしょうか……。
また「バッテリー持ち」も少し不安です。特に端末に触れていなくても、バッテリーの減りが早く感じるのです。インストール済みのアプリに問題があるのかもしれませんが、根本的な対策は見つかっていません。
この他、Galaxy S9+を親機としてテザリングしている際に、モバイルデータ通信が流れない事象もたまに発生しました。これも明確な理由は突き止められていませんが、とりあえず「機内モード」のオン・オフで直ります。今後のソフトウェアアップデートなどで改善されることを期待します。
8月の1カ月間、ウルトラシェアパックを遠慮なく使いました。結果、使ったデータ通信容量は約20GB。シェアパック50の上限容量である50GBの半分にも満たない結果となりました。
予想では「20〜30GBくらいになるかな?」と思っていたので、想定の範囲内ではあります。
この1カ月間は旅行や出張などがなかったため、「出張先で固定回線代わりに使う」ことはありませんでしたが、週に一度ある受託作業先での作業であえてドコモ回線を使って作業をしてみました。
この場合でも1日あたりのデータ通信量は約1GBだったので、仮に毎日同じ作業を行ったとしても計算上はシェアパック50の容量で間に合います。
そうなると、筆者がモバイル回線で大量のデータ通信を必要とするのは「写真のクラウドストレージへのアップロード(同期)」ぐらいなものですが、これについてはホテルの固定回線(Wi-Fiサービス)が快適に使えれば問題ありません。
今までのように「WiMAX 2+回線に頼り切り」ではなく、ホテルの固定回線、出先での公衆Wi-Fiサービスなどをバランスが良く利用すれば、筆者の場合は大丈夫そうです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.