ファーウェイ・ジャパンが5月23日、「Google社のアナウンスに関するファーウェイ・ジャパンからのメッセージ」と題した声明を発表した。
米政府の制裁に伴い、HuaweiがAndroidスマートフォンを販売することが困難になる可能性が出てきているが、GoogleはTwitterのAndroid公式アカウントを通して「Google PlayとGoogle Play Protectによるセキュリティは既存のHuawei端末で機能し続ける見通し」という旨のコメントを公表した。
これに対するファーウェイ・ジャパンの声明文は以下の通り。
「AndroidはスマートフォンのOSとして常にオープンソースであり、当社は重要なグローバルパートナーとして、Androidの発展と成長に非常に重要な貢献をしてまいりました。当社はユーザーや業界にとって有益なAndroidエコシステムを引き続き発展させて参ります。
Huawei、Honorブランドについて世界で販売済み及び販売している、また日本で今回発表したスマートフォン、タブレットにおいて、その使用、今後のセキュリティアップデート、アフターサービスなどが影響を受けることはありません。安心して、ご購入、ご使用ください。
当社はユーザーの皆様に、より優れたサービスを提供できるよう、今後も安全で、持続的発展が可能なソフトウェアエコシステムの構築に力を注いで参ります」
販売中のHuaweiスマホが影響を受けないことは、日本で21日に開催した発表会で、ファーウェイデバイス 日本・韓国リージョンプレジデントの呉波(ゴハ)氏も述べていたが、発表したばかりのP30シリーズに関しては言及がなかった。しかし今回の声明には「日本で今回発表したスマートフォン、タブレット」という記述がある。
ファーウェイ・ジャパンに確認したところ、「ファーウェイ・ジャパンが販売する『HUAWEI P30』と『HUAWEI P30 lite』は、セキュリティアップデートやアフターサービスの影響は受けない」とのこと。ただしキャリア(Y!mobileやUQ mobileを含む)が扱う「HUAWEI P30 lite」「HUAWEI P30 lite Premium」「HUAWEI P30 Pro」に関しては「ノーコメント」とした。
キャリアやMVNOは続々とP30シリーズの販売を延期しているが、楽天市場のHuawei公式ストアでは、予定通り、5月24日にP30とP30 liteを発売するとのこと。その他の販路については把握しておらず、「個別に確認してほしい」とのことだった。
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