4〜6月期の世界スマートフォン出荷、Huaweiが初のトップに──IDC、Canalys調べ:調査レポート

» 2020年08月03日 07時04分 公開
[ITmedia]

 中国Huaweiが2020年第2四半期(4〜6月)の世界スマートフォン市場で、韓国Samsung Electronicsを抜いて首位に立った。調査会社のIDCとCanalysが7月30日にそれぞれ発表した調査結果で明らかになった。CanalysによるとHuaweiがトップに立つのは初。コロナ禍で世界全体での総出荷台数が減少する中、復調しつつある中国本土での出荷を伸ばした。

 idc 2020年第2四半期のメーカー別世界スマートフォン出荷トップ5(単位:百万台、資料:IDC)

 IDCによると、総出荷台数は前年比16.0%減の2億7840万台。コロナ禍の影響が出始めた前四半期よりさらに大幅減となった。

 IDCは、パンデミックによる失業率上昇が個人消費に影響したことと、自宅待機やリモートワークの増加でPCやディスプレイなど、スマートフォン以外のテクノロジーの使用が増え、相対的にスマートフォンへの投資が減ったと分析した。

 Huaweiの世界での出荷台数は5580万台で、前年同期比で5.1%減少しているが、市場全体の急落により、市場シェアは過去最高の20.0%だった。米国による規制の影響を、中国本土での10%増という大幅な成長で相殺した。

 2位に転落したSamsung Electronicsのシェアは19.5%。出荷台数は28.9%減と、減少幅は上位5社中最も大きかった。コロナ禍のピーク時に発売された「Galaxy S20」や「Galaxy Z Flip」は値下げにもかかわらず伸び悩んでいるという。

 3位の米Appleは、「iPhone 11」シリーズの安定した需要と、同四半期に発売した「iPhone SE」の好調で出荷台数は11.2%増加した。

 中国Xiaomiは4位の座を維持したが、中国とインドで出荷台数が大幅に減少した。インドでは反中国感情が高まっており、出荷台数が50%低下した。

 5位は中国OPPOが中国Vivoから奪還した。同社の出荷の約60%が中国国内市場向けで、中国は世界ではコロナ禍からの回復が最も早いとIDCは指摘する。

 Canalysの調査では、世界での総出荷台数は14%減の2億8470万台。Huaweiの中国以外への出荷は27%減少したが、中国国内では8%増だった。同社の中国本土でのシェアは70%以上という。

 Canalysは、Huaweiが首位に立ったことについて、「新型コロナウイルス感染症の影響がなければ起こらなかったことだ。Huaweiは中国での景気回復を最大限に活用し、一方、中国でのプレゼンスの低いSamsungは、ブラジル、インド、欧米などの主力市場のコロナ禍の影響に直撃された」と語った。

 canalys HuaweiがSamsungから首位を奪うまでの経緯(資料:Canalys)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月05日 更新
  1. ドコモがほぼ全ての料金プランを値上げ それよりも端末の値上げが気になるこの頃 (2026年10月03日)
  2. KDDIのローミング終了で楽天モバイルはどう変わる? 心もとない700MHz帯、独り立ちのカギは5Gにあり (2026年10月03日)
  3. 高市首相がAppleに要請――「自殺防止機能の搭載を」 生成AIへの相談増加を受け (2026年10月03日)
  4. ドコモがRCSで同意未取得の不備 約1万6000件に影響、対象ユーザーは利用停止に (2026年10月04日)
  5. ahamoがついに料金プランを改定。段階制へ――「40GB」が業界の新たなスタンダードになるのか (2026年10月04日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【2026年10月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年10月03日)
  8. 「Androidのマイナンバーカード」は10月20日スタート予定 今の「スマホ用電子証明書」と何が違う? (2026年10月02日)
  9. WAON POINTやAEON Payのキャンペーンまとめ【10月4日最新版】 ポイント10〜20倍の獲得チャンス多数 (2026年10月04日)
  10. JALモバイルはなぜIIJに加え「ahamo」を選んだのか? JALとドコモが明かす“ホワイトレーベル”の狙い (2026年10月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー