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» 2020年09月28日 12時03分 公開

山根康宏の海外モバイル探訪記:小型だけど表示エリアが広い 縦長ディスプレイ搭載の「Qin 2」を試す

Xiaomi系列の多親科技が中国で販売している「Qin 2」は、Rakuten Miniとあまり変わらぬ横幅サイズながら、縦長のディスプレイを採用。Qin 2のサイズは55.4(幅)×132.6(高さ)×8.6(奥行き)mm。子どもでも持てそうなサイズながらも表示エリアが広いのです。

[山根康宏,ITmedia]

 「Rakuten Mini」や「Palm Phone」のような超小型サイズのスマートフォンは持ち運びが楽なものの、画面が小さいために操作性はいまひとつ。写真や動画を見るときも画面が狭いため、あまり見やすいものではありません。とはいえ、手のひらにすっぽりと収まるサイズは大きな魅力です。Xiaomi系列の多親科技が中国で販売している「Qin 2」はRakuten Miniとあまり変わらぬ横幅サイズながら、縦長のディスプレイを採用したことで表示も見やすいミニサイズスマートフォンです。

Qin 2 かなり縦に長いサイズの「Qin 2」

 Qin 2のサイズは55.4(幅)×132.6(高さ)×8.6(奥行き)mm、重量は105g。Rakuten Miniが53.4(幅)×106.2(高さ)×8.6(奥行き)mmなので横幅と厚みはあまり変わりません。ディスプレイは5.05型。アスペクト比が22.5:9とかなりワイドで、Xperia 1シリーズの21:9、Galaxy Z Flipの22:9よりもさらに縦に長いのです。子どもでも持てそうなサイズながらも表示エリアは広いのです。

Qin 2 55.4mmの横幅サイズ。かなりコンパクトだ

 iPhone SE 2020年モデルとサイズを比べてみます。iPhone SEは67.3(幅)×138.4(高さ)×7.3(奥行き)mmなので長さはかなり近く、横幅が細くなっています。

Qin 2 iPhone SE(左)とQin 2(右)の比較
Qin 2 重ねてみると幅の差がよく分かる

 Qin 2の主なスペックも見ていきましょう。プロセッサは低価格スマートフォン向けのUNISOC製SC9832E、メインメモリは非公開、内蔵ストレージは32GB、カメラは500万画素。価格は499元(約8000円)とかなり安く、エントリー向けのスマートフォンです。AI音声認識システムを搭載し、Xiaomiのスマートホームシステム「Mi Home」に対応しているため、スマートフォンというよりも家庭用のスマートリモコンとして使うことを考えているのでしょう。なお本体上部には家電コントロール用に赤外線も内蔵しています。

Qin 2 家庭用のスマートリモコンとしての用途に向いている

 エントリースマホとはいえ、22.5:9のシネマサイズを超えるワイドサイズのディスプレイは大きな魅力です。Xperia 10 Plus(海外モデル、21:9)と比較してみたところ、ディスプレイのサイズそのものは小さいのですが、Qin 2も十分な情報量だと感じられます。

Qin 2 Qin 2(上)とXperia 10 Plus(下)

 この2つのモデルで21:9の動画を表示してみると、画面いっぱいまで表示されるXperia 10 Plusに対し、Qin 2はまだ右側に余裕があります。アプリ側が対応すれば、右側にコントローラーを表示しながらシネマサイズの動画を見る、なんてこともできそう。

Qin 2 Qin 2(上)とXperia 10 Plus(下)で動画を表示

 今度は22:9のGalaxy Z Flipと比較してみます。Galaxy Z FlipはXperia 10 Plusより右側に余裕がありますね。

Qin 2 Qin 2(上)とGalaxy Z Flip(下)で動画を表示

 画面サイズが小さいスマートフォンで動画を見ようとはあまり思わないのですが、Qin 2のワイドディスプレイなら21:9の動画もフルサイズで表示してくれるため、意外と見られるものだと感じました。

 スペックが低いのが難点で、上位モデル「Qin 2 Pro」はプロセッサがSC9863A、メモリ2GB、ストレージ64GB、800万画素カメラで799元(約1万2200円)ですが、もうちょっとスペックを高めた製品も欲しいものです。

Qin 2 カメラは500万画素。800万画素のProモデルもある

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