1万円台で買えるXiaomi「Redmi 9」はコスパ命の激安スマホ山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2020年10月02日 11時30分 公開
[山根康宏ITmedia]

 低価格スマートフォンを次々と投入するXiaomiが海外で展開している激安モデル「Redmi 9」は1万円台で買える格安のスマートフォンです。日本で販売されている「Redmi Note 9S」の姉妹機ともいえる存在で、カメラ性能は抑えていますが、ディスプレイは大きく動画を見るのにも適しています。

Redmi 9 Xiaomiの激安スマートフォン「Redmi 9」

 筆者の居住する香港ではメモリ3GB+ストレージ32GBモデルの価格が999香港ドル(約1万4000円)。Xiaomiの販売店で見ていると年配の方が手に取っていたり、親子連れが来て中学生くらいの子どもにRedmi 9を買ってあげたりしている姿も見られます。1年後に買い換えるとしても毎月1000円程度で買えるのです。

Redmi 9 「千元(1000香港ドル)スマホ」として香港では売り出し中

 ディスプレイは6.53型(1080×2340ピクセル)。Redmi Note 9Sが6.57型(1800×2400ピクセル)ですからあまり大きさは変わりません。本体サイズも77(幅)×163.3(高さ)×9.1(奥行き)mmで、Redmi Note 9Sの76.7(幅)×165.8(高さ)×8.8(奥行き)mmとほぼ同等。そもそもRedmi Noteシリーズの「Note」は、初期のモデルでは大画面を意味していました。しかし今では上位モデルという意味になっているのでしょう。

Redmi 9 6.53型と格安モデルにしては大型のディスプレイを搭載

 背面がカラフルなモデルも用意されており、安っぽさは感じさせません。このSunset Purpleは鮮やかな色合いです。アウトカメラは1300万画素(広角)+800万画素(超広角)+500万画素(マクロ)+200万画素(深度測定)。画素数は低いものの、この価格で4つのカメラを搭載しているのは大したものです。

Redmi 9 Sunset Purpleモデル

 背面はプラスチックそのままの仕上げなので、透明カバーで保護した方がいいかもしれません。しかし価格を考えるとこのままラフに扱ってもいいのかも。フィーチャーフォンからの乗り換えや、数年前の古いスマートフォンからの乗り換えにも最適です。

Redmi 9 Ocean Greenモデル

 最近主流のガラスや光沢仕上げではないものの、その分指紋がつきにくくなっています。細かいスリットを入れた表面は滑り止め効果もあります。機能やデザインよりも「使いやすさ」と「価格」を考えて選ぶユーザーに最適な製品ともいえます。

Redmi 9 コスパは文句なし、実用性も十分ある

 ここまで安いとコンビニで売ってもいいでしょう。日本市場には低価格5Gスマートフォンを投入したばかりのXiaomiですが、4Gの激安モデルもぜひ販売してほしいものです。

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