ではもっと差が出そうな被写体へと行こう。それは人物。これが結構違うのだ。
普通に撮っただけでも、iPhone 12の方が顔が明るく撮れているのが分かる。逆光気味でも顔が明るく撮れるよう全体に露出を上げ、ているのだ。これはデカい差だ。
従来のiPhoneの絵作りって特定の被写体に強く合わせてくる、ってあまりしてなかったのだけど、今回は画像を瞬時に解析してそれぞれが最適な明るさや色になるよう調整してきているのが分かる。
続いてポートレートモード。このケースではあまり差はない。
が、細かい処理が賢くなっているようで、別のカットだけどよく分かるシーンを拡大してみた。iPhone 11まではこういう「穴」の奥がうまく処理できないケースがあったが、今回は改善されている。
インカメラは1200万画素でF2.2で35mm判換算で23mm相当と、基本スペックはiPhone 11系と同じだ。
写真モードとポートレートモードそれぞれでどうぞ。ポートレートモードでの背景のボケ具合が違うのはデフォルトの設定の差だ。
アウトカメラで人を撮ることが多いなら、iPhone 12系はおすすめだ。
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