プラススタイルが、SIMロックフリースマートフォンを販売する「+Stye SIMフリースマホコーナー」を自社サイトにオープンした。
2016年3月にオープンした+Styleでは「IoTが集う場所」をコンセプトに、多数のIoT製品を販売してきた。スマートLED電球やスマートマルチリモコンが売れ筋の一方で、2016年から2020年までの販売ランキングを見ると、最も売れたのは、自動バックアップ機能付きスマートフォン「Robin」だった。他に、小型スマホの「Palm Phone」や薄型ケータイ「Punkt. MP02」なども上位にランクインしており、プラススタイルの近藤正充社長は「スマートフォンの分野も無視できない」と話す。
SIMロックフリースマホの市場環境は、ここ数年で変わりつつある。海外の端末メーカーが続々と日本に参入し、ミッドレンジ価格帯を中心にラインアップが充実。MVNOは統廃合が進みつつあるが、市場シェアは約20%まで伸びている。政策面では「通信と端末の分離」「値下げ」などの要請で大手キャリアが料金プランを改定し、Y!mobileやUQ mobileなどサブブランドの動きも活発になっている。
こうした市場環境の変化を捉えつつ、5G時代に即した戦略として、SIMフリースマホコーナーの新設を決めた。現時点でのラインアップは「TCL 10 5G」「HUAWEI P40 Pro 5G」「ROG Phone 3」「OPPO Reno3 A」「Redmi Note 9S」「Palm Phone」「Punkt. MP02」の7機種。「選択できる自由を」とのコンセプト通り、5G、ハイエンド、ゲーミング、ミッドレンジ、小型など、多様なラインアップをそろえた。
価格は以下の通り(全て税込み)。
さらに格安SIMとして、LINEモバイルのエントリーパッケージも990円(税込み)で販売する。エントリーパッケージにはエントリーコードが記載されており、このコードを入力してオンラインで申し込むと、事務手数料の3000円(税別)が無料になる。なお、SIMとセットで購入する際の割引などは現時点では行っていない。
TCL 10 5Gについては、11月10日から23日までプラススタイルが独占先行販売する。TCL 10 5Gは、4眼カメラを搭載して5Gに対応しながら3万9800円(税込み)という安さを実現し、コストパフォーマンスの高さから採用を決めたようだ。
セットで購入できるSIMは現時点ではLINEモバイルのみだが、1種類に限定しているわけではなく、「要望があれば増やすことも考えていきたい」(近藤氏)とのこと。
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