Pixel 5の5GはSub-6での通信に対応。ドコモ、au、ソフトバンク回線に加えて楽天モバイルの5Gにも12月以降対応予定だ。現時点で4社の5G対応をうたった珍しいモデルとなっている。
SIMカードスロットはnanoSIMに加えてeSIMにも対応。ただし、両方のSIMを同時に利用する場合は5Gが利用できなくなる。
ここからは実際の使い勝手と性能について見ていこう。
Pixel 5のパフォーマンスは、最新ハイエンドのスマホと比べれば劣るものの、低価格帯スマホよりは高性能という位置付けになる。
ベンチマークを見ても、5万円以下のAndroidスマホと比べればワンランク上の性能となっている。旧モデルと比べるとSnapdragon 835あたりの性能だ。
実際に操作しても、一般アプリはハイエンドとあまり変わらず高速に動作する。ゲームも2Dグラフィックのものは快適だ。ただ、高画質3Dグラフィックのゲームの多くは最高画質だと快適に動作せず、遊ぶには標準設定が基本となる。一般的なアプリの利用には十分な性能だが、本格的にゲームを楽しむ人にとってはやや物足りないというところだ。
生体認証は、背面の指紋認証センサーのみ。顔認証には非対応となった。マスクした状態でもロック解除しやすいのは便利だが、センサーが背面なので手でしっかり持たないとロック解除できない。できれば、自宅で便利な顔認証や、ディスプレイ内蔵などの指紋認証センサーも搭載してほしかった。
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