XiaomiがAppleを抜きスマホ出荷数3位に さらに上を目指すのに必要なことは?山根康宏の中国携帯最新事情(2/2 ページ)

» 2020年12月16日 14時43分 公開
[山根康宏ITmedia]
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フラグシップ機よりも低価格モデルで数を稼ぐ

 Xiaomiは9月30日に秋冬フラグシップモデルとなるSnapdragon 865を搭載した「Mi 10T」「Mi 10T Pro」を発表し、欧州などでも販売を開始している。Mi 10Tでは春夏フラグシップの「Mi 10」よりカメラ性能を抑え、価格は引き下げた。各メーカーは秋のハイエンドモデルは最新技術を搭載した高価格製品を投入するのが習わしだが、Xiaomiはあえて価格を抑えた製品を投入している。

Xiaomi フラグシップながら価格を大幅に抑えた「Mi 10T」

 このようにXiaomiの躍進は、低価格モデルを多数投入することで、数の稼げる市場をしっかりと抑えつつ、先進国でも存在感を高めた結果がもたらしたものだろう。第4四半期はAppleがiPhone 12シリーズで巻き返しを図るものの、例年より発売が遅れたことから出荷台数の伸びは若干落ちるかもしれない。とはいえ、XiaomiがAppleを追い抜くためには先進国のハイエンドモデル市場でしっかりと数を出さねばならず、そうなるにはまだ時間がかかるだろう。

 一方で、米国政府の制裁を受けたHuaweiが出荷台数を減らす可能性が高く、第4四半期はHuaweiを抜き「1位Samsung、2位Apple、3位Xiaomi」と引き続き3位の座を確保できるかもしれない。

 Redmiシリーズ、Pocoシリーズが一定の成功を収めた今、今後は上位モデルであるMiシリーズの展開が重要になってくる。Xiaomiは業界でいち早く1億800万画素カメラ搭載モデルを出すなど、新技術の採用は積極的だ。iPhone 12 Pro MaxのLiDAR、Samsungのフォルダブルディスプレイといった技術に対抗できる製品を投入することで、Xiaomiの製品ラインアップは鉄壁のものとなるだろう。HuaweiとAppleを抜くにはMiシリーズの強化が必須なのだ。

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