調査リポート
» 2020年12月21日 12時30分 公開

「キャッシュレス未対応で来店をやめた」人は3割 キャッシュレス普及を体感する人は61.3%――SquareとMMD研究所が共同調査

SquareとMMD研究所が、共同で行った「実店舗における消費者のキャッシュレス決済利用動向調査」の結果を発表した。キャッシュレス決済の普及を体感するとの回答は61.3%で、キャッシュレス決済利用者の3割以上が未対応を理由に来店をやめたと答えた。

[エースラッシュ,ITmedia]

 SquareとMMD研究所は12月21日、「実店舗における消費者のキャッシュレス決済利用動向調査」の結果を発表した。調査は11月21日から23日に行われ、予備調査は18歳〜69歳の男女2万人に対して実施し、本調査は現在キャッシュレス決済を利用している1500人に絞り込んで実施した。

 予備調査では、「利用している支払い方法」を「普段」と「直近3カ月」でそれぞれ複数回答で聞いた。普段の支払い方法としては、「現金」が90.4%、「クレジットカード」が72.0%、「QRコード式のスマホ決済」が36.0%となった。直近3カ月の支払い方法としては、「現金」が86.2%、「クレジットカード」が65.6%、「QRコード式のスマホ決済」が32.9%となった。

 合わせて財布に入れている現金の金額を聞いたところ、「5000円未満」が23.3%、「1万円〜1万5000円未満」が20.0%、「5000円〜1万円未満」が19.5%となった。

MMD研究所 利用している支払い方法

 国が普及推進するキャッシュレス化が進んでいるか体感を聞いたところ、「とても進んでいると思う」が10.7%、「やや進んでいると思う」が50.6%となり、キャッシュレス化が進んでいると思うと61.3%が回答した。MMD研究所が2020年1月に実施した調査と比較すると、「とても進んでいると思う」「やや進んでいると思う」と回答した人が48.9%となり、12.4ポイント増えた。

 国内のキャッシュレス化を期待していると答えた人は60.3%となり、2020年1月の調査と比較すると5.4ポイント増となっている。

MMD研究所 日本国内のキャッシュレス化への体感

 本調査において、「現金のみ対応の店舗で来店をやめたことがある」かどうか聞いたところ、31.5%が「やめたことがある」と回答。キャッシュレス決済の導入状況で店舗を選んだことがあるか聞いたところ、37.7%が導入状況で選んだことがあると回答した。

 キャッシュレス決済の未対応店舗は古いと思うか聞いたところ、50.7%が「あてはまる」または「ややあてはまる」と回答し、57.7%が「悪印象」または「どちらかというと悪印象」と回答した。

MMD研究所 キャッシュレス未対応が理由で来店をやめたことがあるか

 実店舗で普及してほしいキャッシュレス決済方法を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「ICチップ、タッチ決済対応マーク両方があるタイプ」(40.7%)となった。実店舗で利用したいキャッシュレス決済方法については、「クレジットカード」(52.7%)が一番多く、「QRコード式のスマホ決済」(19.1%)と「カード型の交通系以外の電子マネー」(10.6%)が続いた。

MMD研究所 実店舗で今後普及して欲しいキャッシュレス決済

 キャッシュレス決済の良い点をキャッシュレス決済の種類ごとに複数回答で聞いた所、「クレジットカード」「カード型の交通系以外の電子マネー」「QRコード式のスマホ決済」では「ポイントがたくさん貯まる」が一番多く、「デビットカード」「カード型の交通系電子マネー」「タッチ式のスマホ決済」では「支払い時の会計がスムーズ」が一番多かった。

 キャッシュレス決済に求めることを複数回答で聞いたところ「ポイントが貯まりやすいこと」が48.3%と最も多く、次に「安心して利用できること」が38.7%、「利用できる場所が多いこと」が36.3%となった。

MMD研究所 キャッシュレス決済の良い点
MMD研究所 キャッシュレス決済に求めること

 両社は後日、実店舗におけるキャッシュレス導入状況などの実態調査の結果も発表する予定だ。

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