韓国Samsung Electronicsは1月12日(米東部時間)、オンラインで開催のCES 2021で5G搭載の新フラグシップSoC「Exynos 2100」を発表した。5G搭載はExynosシリーズで初。
5nmプロセスでの製造で、プロセッサは英Armの「Cortex-X1」、3基の「Cortex-A78」、4基の「Cortex-A55」のオクタコア構成。GPUはArmの「Mali-G78」でVulkanやOpenCLなどの最新のAPIをサポートし、「Galaxy S20」などに搭載の「Exynos 990」よりグラフィック性能が40%以上向上したという。
5GモデムをSoCに統合したことで、スペースと消費電力を削減できるとしている。
Exynos 2100は既に量産体制に入っている。14日に発表予定の「Galaxy S21」(仮)に搭載される可能性が高い。
発表イベントをまとめたSamsung LSIの社長兼ゼネラルマネジャー、カン・インヨプ氏は動画の最後に、「われわれは米AMDと次期モバイルGPUを共同開発している」と語り、将来のフラグシップ製品にAMD製GPUが搭載されると予告した。
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