2021年1月11日〜2021年1月17日
ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2021年1月11日から2021年1月17日までの1週間について集計し、まとめました。
1月13日、KDDIと沖縄セルラー電話が「au」「UQ mobile」両ブランドの新料金プランを発表しました。目玉はauブランドから派生する形で誕生する新料金ブランド「povo(ポヴォ)」……なのですが、記事のアクセス数ランキングを見てみると、auブランドの新プラン「使い放題MAX 5G」「使い放題MAX 4G」や、UQ mobileの新プラン「くりこしプラン」の方が気になるという人も多かったようです。
中でも、UQ mobileのくりこしプランは余ったデータ容量を繰り越せることが特長です。現行の料金プランでは「忘れられていた」データ容量の繰り越しが1500〜3500円の価格帯でできるとなると、かなりの手頃感があると思います。
ただ、MNO(大手キャリア)が手頃感のあるプランを打ち出してくると、どちらかというと従来は“価格”で勝負してきたMVNOサービスは苦戦を強いられると思います。今後、いわゆる「格安SIM」はどうなっていくのでしょうか。この1年が「正念場」なのかもしれません。
もちろん、povoに関する記事もよく読まれています。povoは手続きをオンライン限定としただけではなく、5分以内の国内通話定額を省くことで他キャリアの同等プランよりも500円安い料金を実現しました。
オンライン専用プランというコンセプトは、NTTドコモの「ahamo(アハモ)」が先行して発表しています。今でもahamoに関する記事は一定のアクセス数を集めており、引き続き読者の皆さんの興味を引いているようです。
発表直後から、ahamoは一部のドコモショップでは掲示が展開されていました。最近では一部の家電量販店でもahamoの掲示を見かけます。ahamoの申し込みを受けられないにもかかわらずです。
発表後、ahamoは既存プランからの変更手続き方法の変更や「みんなドコモ割」「ファミリー割引」のカウント対象への追加(特典は非適用)など、提供条件面での「弱点」を埋める動きを見せています。これらの動きに加えて、オンラインショップや一部の家電量販店ではSIMカードの単品契約に力を入れるようになりました。
「後からプラン変更できるから、ひとまずドコモにどうぞ」「端末なくても契約できますよ」というアピールは、今までのドコモではあまり見られなかったものです。2020年12月から井伊基之社長の新体制が始まり、NTT(日本電信電話)の完全子会社となった“新しい”ドコモは、どのような動きを見せるのか目を離せません。
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