MMD研究所は、1月27日に「2021年1月 スマートフォン決済(非接触)の満足度調査」の結果を発表した。
本調査は「2021年1月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」でスマホ非接触決済サービスの6サービスをメインで利用する18歳〜69歳の男女600人を対象とし、2021年1月1日〜1月4日に実施。対象サービスは「楽天Edy」「iD」「モバイルSuica」「QUICPay」「nanacoモバイル」「モバイルWAON」となる。
現在メインで利用しているスマホ非接触決済サービスを知ったきっかけは「公式サイト」が16.2%、「店舗の案内やポスター」が13.5%、「Webメディアの記事」が11.3%。サービス別に上位5位までの項目を抜き出すと、楽天EdyとiDのトップは公式サイト、モバイルSuicaとQUICPayはWebメディアの記事、nanacoモバイルとモバイルWAONは店舗の案内やポスターとなった。
メインで利用しているスマホ非接触決済サービスを使い始めた理由(複数回答)は、「会計がスピーディーに終わるから」が34.3%、「ポイントがたくさん貯まるから」が30.3%、「クレジットカード登録をすればカードを出さなくて済むから」が24.3%。サービス別に上位5位までの項目を抜き出すと、楽天Edy・nanacoモバイル・モバイルWAONのトップはポイントがたくさん貯まるから、iD・モバイルSuica・QUICPayは会計がスピーディーに終わるからとなる。
各サービスの利用頻度について、「1週間に1回以上利用する」はモバイルWAONが80.0%、iDが68.0%、楽天Edyが62.0%、QUICPayが58.0%、nanacoモバイルが57.0%、モバイルSuicaが55.0%。メインで利用しているスマホ非接触決済サービスの満足度を「お得部門」「アプリデザイン部門」「利便性部門」「信頼部門」で聞いたところ、お得部門とアプリデザイン部門は楽天Edy、利便性部門・信頼部門はモバイルSuica、総合満足度トップは楽天Edyとなった。
また、メインで利用している非接触決済サービスを家族や友人におすすめしたいかどうか10点満点の点数でNPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を算出。9点から10点をつけた推奨者は16.3%、7点から8点をつけた中立者は39.7%、0点から6点をつけた批判者は44.0%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-27.7となった。サービス別のNPSではモバイルSuicaが-20.0で最も高い結果となった。
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