NTTドコモは5月6日、FCNT(旧富士通コネクテッドテクノロジーズ)製スマートフォン「arrows NX9 F-52A」のOSバージョンアップサービスを開始した。バージョンアップ後のOSは「Android 11」となる。
今回のバージョンアップでは、Android 11に実装された主に以下の新機能を利用できるようになる。ただし、一部はアプリ側の対応も必要となる。
合わせて、セキュリティパッチが「2021年3月」のものに更新される。
その他、今回のバージョンアップに伴い、以下の仕様変更が行われる。
また、バージョンアップに伴い、以下の設定が初期化される。バージョンアップの完了後、再度設定し直す必要がある。
Android 11へのバージョンアップに伴い、災害用キットアプリと、同アプリと関連するアプリや機能に以下の変更が行われる。これはAndroid 10からバージョンアップするドコモスマートフォンに共通するものだ(参考記事)。
(※1)受信履歴を手元に残したい場合は、OSバージョンアップ前に画面キャプチャーで画像として保存できる
(※2)受信したメッセージ本文をコピーして、翻訳アプリ/サイトに貼り付け(ペースト)することで代替可能
OSバージョンアップは本体単体で行う。インターネットに接続した状態で端末設定から「システム」→「詳細設定」→「システムアップデート」と進み、更新を確認するとバージョンアップが始まる。バージョンアップに関する通知が表示されている場合は、それをタップしても良い。
バージョンアップデータの容量は約1.02GBとなる。一時ファイルを展開するために、内蔵ストレージのユーザー領域に500MB以上の空き容量を確保しておく必要がある。
モバイル通信(5G/LTE)でダウンロードする場合は、spモードを契約しているドコモ回線が必要となる。この場合のデータ(パケット)通信料金は無料だが、海外では実行できない。海外でバージョンアップを行う場合は、ドコモnanoUIMカード(ドコモのnanoSIMカード)を挿入した状態でWi-Fi(無線LAN)を経由してインターネットに接続しよう。
バージョンアップの所要時間は約23分だが、端末の状況によってはさらに時間がかかる場合もある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.