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» 2021年05月19日 05時57分 公開

「Android 12」β版発表 デザイン刷新、プライバシー機能も強化

Googleが「Android 12」のβ版を発表。デザインを刷新し、設定した壁紙に応じて画面全体のカラーが自動変更される。プライバシー関連の新機能として、「プライバシー ダッシュボード」を用意した。

[田中聡,ITmedia]

 米Googleが5月18日(現地時間)、開発者向けカンファレンス「Google I/O 2021」にて、最新OS「Android 12」のβ版を発表した。同日からPixelシリーズ、ASUS、OPPO、Xiaomi、シャープ、ZTEなどのメーカーの端末で利用できる。

Android 12 画面デザインを刷新したAndroid 12
Android 12 β版を利用できる端末メーカー

 Android 12では、画面デザインやウィジェットが刷新される。設定した壁紙の色に応じて、ロック画面に表示される時刻の文字色や、クイック設定、ボリュームコントロール、ウィジェットの色など、画面全般のカラーが自動で変更される。スムーズに画面が切り替わるようアニメーションも活用しており、例えばロック画面上の通知をスワイプ操作で消去すると、時刻が自動で大きく表示される。

 これらの表示は、ソフトウェアとハードウェアを統合することで実現しており、Googleが「Material You」と呼ぶデザイン言語に基づいている。Material Youは、現在のAndroidに採用されている、シンプルで美しいデザインを目指した「マテリアルデザイン」を拡張したもので、より個人に合わせたカスタマイズが可能になる。アクセシビリティーにも配慮して、文字のサイズや線の太さ、コントラストも変更できる

Android 12 ロック画面には、壁紙に合わせた色で時刻が大きく表示される
Android 12 クイック設定のパネル色も統一される
Android 12 通知バーの表示も見やすくした。上下にスワイプすると、クイック設定と通知の表示範囲を変更できる

 CPUの処理時間を22%減らし、ビッグコアの使用を15%減らすことでAndroidの動作全般がより速くなり、連続使用時間も増すという。

 アプリの通知も、より見やすくなるよう改善し、再生中の音楽や映像などの操作バーは別枠で表示される。Wi-FiやBluetoothなどのショートカットを集めたクイック設定は、各アイコンが横2列でより大きく表示される。Google Payや家電操作のショートカットも追加でき、従来通り、好みのショートカットに変更することもできる。電源キーを長押しすると、Google アシスタントを呼び出せる。

Android 12 Google HomeアプリやGoogle Payもクイック設定に追加できる

 プライバシー関連の新機能として、「プライバシー ダッシュボード」を用意した。このダッシュボードでは、どのアプリがどのデータにどれぐらいの頻度でアクセスしているかが一目で分かるようになる。各アプリのデータアクセス許可を変更することもできる。

Android 12 アプリのプライバシー設定を行えるダッシュボード

 アプリがマイクやカメラを使用している場合、画面右上にマイクとカメラのアイコンが表示される。マイクやカメラの使用はクイック設定からワンタッチでオンとオフを切り替えられる。

Android 12 マイクやカメラを使っているときは画面上にアイコンが出る

 位置情報の提供については、「正確な位置」と「ほぼ正確な位置」を選べるようになる。例えば天気予報のアプリでは必ずしも正確な位置情報は要らないため、ほぼ正確な位置情報を提供するという具合だ。

Android 12 提供する位置情報の精度を選べるようになる

 外部機器との連携機能も強化する。Android 12では、スマートフォンがクルマのデジタルキーとなり、スマートフォンからクルマの施錠と解錠が可能になる。デジタルキーは友人や家族など、他のユーザーと共有することもできる。この機能は2021年後半から提供され、一部のPixelやGalaxyスマートフォンで利用できる。クルマはBMWから対応し、他のクルマも順次追加される。

Android 12 2021年後半から、クルマのデジタルキーとしても使えるようになる

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