ドコモとして初めて5G対応のホームルーターも投入する。ソフトバンクの「SoftBank Air」やauの「Speed Wi-Fi HOME」などと同様のサービスだ。
コロナ禍でオンラインでの会議、授業、面接や飲み会が当たり前になり、自宅のネットワーク環境をすぐに整えたいという声をたくさんもらったという。特に「単身者、とりわけ若年層からの要望が多かった。私自身も引っ越して、自宅ですぐにWi-Fiを使いたいと思うことがあった」と担当者は語った。
そこで新たに提供するのが、データ容量の制限なくドコモのネットワークが利用できる「home 5G」だ。特徴は利用に工事が不要なこと。ホームルーターをコンセントに挿すだけで、自宅のWi-Fi環境を構築できる。料金は月額4950円。ドコモの携帯電話を持っていない人でも利用できるが、ドコモのスマホを契約していれば、home 5Gセット割で毎月のスマホ料金が永年最大1100円割引になる。対象となる料金プランはギガホやギガライトなどで、ドコモ光セット割と同様にahamoは対象外となる。
なお、発表会後の質疑応答で、home 5Gはネットワークの混雑状況によっては帯域制御をかけると説明されている。「可能な限りきめ細かく帯域制御をして、スピードを維持できるように、ネットワーク側でかなりしっかり準備をしている」(井伊氏)とのことだ。また、ホームルーターは契約時に登録した住所の場所でしか利用できないようになっている。サービス設計上の意図に加え、「決めたところで使うことを前提とした価格設定をしている」(光ブロードバンド事業推進部サービス企画担当 担当部長の滝澤暢氏)ためだという。
ホームルーターの故障に対応したケータイ補償サービスや、パソコン向けセキュリティ対策機能を提供するネットワークセキュリティサービスがパックとなった「home 5G パック」も提供する。
ahamoは開始から1カ月で契約者数は100万を突破。契約者に行ったアンケートでは、他キャリアから乗り換えた90%以上のユーザーが満足しており、料金の安さ、通信の速さ、通信エリアの広さに魅力を感じているという。
そのahamo主催で、7月11日にオンラインライブ「つながる詩の日」をahamoのYouTubeチャンネルで生配信する。若年層に強く支持されいている総勢10人以上のボカロPと歌い手が参加し、オリジナル曲をライブで披露する。
「YouTubeやTikTokなどが広まり、アーティストの生まれ方も多様化。ahamoはそういった新しい流れの中心を担うデジタルネイティブ、社会人として自立しているユーザーに寄り添える存在を目指す」と担当者は語った。
発表会には、特別ゲストとして、ahamoのアンバサダーとしてCMに出演している森七菜さん、神尾楓珠さんも登場。森さんはディズニープリンセス展VRの一部を体験。「目の前に無限の空間が広がっていて、画面もすごくきれい。小さい頃、自分が想像していた世界観に入り込んだような体験」と楽しそうに語った。神尾さんは発表会用に用意されたdTVのオンラインライブを視聴。「画面越しでも圧倒された。背景の映像、演出が凝っていて、床や壁の映像がどんどん変わっていって飽きない」と驚いた様子だった。
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