FCNTは8月下旬、法人向けSIMロックフリースマートフォン「arrows BZ02」を発売する。先代の「arrows BZ01」からのコンセプトは引き継ぎつつ、プロセッサやメモリの強化とデュアルSIM対応などを行ったことが特徴だ。
プロセッサはQualcommの「SDM460(Snapdragon 460)」を搭載し、arrows BZ01と比べてCPU性能は約1.5倍、GPU性能は約1.3倍にアップしている。メインメモリは3GBから4GB、内蔵ストレージは32GBから64GBへ強化した。一方、ディスプレイ解像はあえてフルHD+(1080×2220ピクセル)からHD+(720×1480ピクセル)に引き下げることで、プロセッサへの負荷を抑制している。
バッテリー容量は2780mAhから3600mAhと大容量化し、85%で充電を止める「電池長持ち充電」機能を使うことでバッテリー劣化を抑制できるようになった。arrowsスマートフォンとしては初めてデュアルSIMにも対応している。公衆回線用のSIMカードと、ローカルLTE規格の1つである「sXGP」用のSIMカードを同時に入れておけば、1台で公衆回線と内線を同時待ち受けできる。
ボディーはIPX5/8の防水性能やIP6Xの防塵(じん)性能を確保している。イソプロピルアルコール、エタノールや次亜塩素酸水での拭き取りが可能な耐薬品性能も備える。
通常1年間のメーカー保証を3年間に延長する長期保証、破損や故障の保証、2年以上同一モデの継続提供と長期利用向けサービスを揃え、トラブル時に専門技術者が解決を手助けする「技術サポート for Android」も用意している。
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