総務省、利用者アンケート結果から「新料金プランで年間約4300億円の国民負担を軽減」

» 2021年07月13日 14時38分 公開
[作倉瑞歩ITmedia]

 総務省、7月9日に開催した審議会「競争ルールの検証に関するWG(第22回)」において、「試算で年間約4300億円の国民負担を軽減した」と発表した。

 大手キャリア3社がオンライン限定の中容量、低価格プランの提供を相次いで始め、MVNO各社も小容量で低価格なプランの提供を進めている。各社実績をもとにした5月末時点での合計契約数は約1570万件にのぼるという。

総務省キャリア料金 各社が提供する料金プランの変化。関連企業を同じ色でまとめ、オンライン専用プランは別の文字となっている

 総務省が6月に4908人を対象に実施したアンケートで、これらの新料金プランには「すでに乗り換えている」(9.5%)「今後乗り換えたいと考えている」(12.8%)と回答があった。この結果と新料金プランの契約数に加え、旧料金プランの平均月額料金と新料金プランの平均月額料金との減り幅を用いて試算した結果が、「年間約4300億円の負担軽減」だとしている。

総務省キャリア料金 各社の新料金プランとアンケート結果

 同アンケートの「すでに乗り換えている」と回答した465人の乗り換え元のキャリアとプランは、乗り換え先と同じ事業者が提供する別プランが多かった。一方で大手キャリアから楽天モバイルに乗り換えるユーザーの割合が多く、多い順にソフトバンクから(5%)、auから(4.8%)、ドコモから(3.9%)となった。

総務省キャリア料金 「すでに乗り換えている」と答えたユーザーの乗り換え元と乗り換え先のプラン

 今後も市場の確認や検証を続けるとともに販売代理店での契約時の説明方法を整備し、MVNO向けの卸料金の適正化、消費者向けの情報提供や不当表示の監視を行うという。

総務省キャリア料金 各省庁の取り組みと成果、課題

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月13日 更新
  1. スタバ長時間滞在、なぜ「一律ルール」設けない? “スマホでゲーム、PCで仕事も…広報見解は (2026年06月12日)
  2. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  3. 「JALモバイル powered by ahamo」のお得度を検証 本家ahamoやIIJmio版とは何が違う? (2026年06月12日)
  4. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  5. 「日本通信アプリ」の新バージョン提供開始 FPoS対応で本人確認のセキュリティを強化 (2026年06月11日)
  6. 20万円超も珍しくない高額スマホ時代、「スマホ保険」の選び方と料金の目安は? (2026年06月12日)
  7. 「Nintendo Switch 2」が“転売ヤー”の餌食に 多言語版の買い占め→「プレイ50時間」条件復活 (2026年06月12日)
  8. なぜ? マクドナルド「巨大セルフ注文端末」に批判殺到の理由 UI/UXに価格表示まで……直面している課題とは (2026年05月14日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー