ソニーが8月19日、ミッドレンジの5Gスマートフォン「Xperia 10 III Lite」を発表。8月下旬以降、一部の通信キャリアが発売する。カラーはブラック、ホワイト、ブルー、ピンクの4色で展開する。OSはAndroid 11をプリインストールしている。
型番からも分かる通り、Xperia 10 III Liteは「Xperia 10 III」の派生モデル。違いはストレージが128GBから64GBに減少していること、FMラジオを搭載していないこと。
もう1つ大きな違いとして、Xperia 10 III Liteは物理SIMに加えて、Xperiaでは初となるeSIMも利用できる。DSDV(デュアルSIM、デュアルVoLTE)をサポートしており、SIMを切り替えることなく、1台のスマートフォンで2つの電話番号の着信を受けられる。
ディスプレイはアスペクト比が21:9の約6.0型フルHD+有機EL、プロセッサはSnapdragon 690 5G、メインメモリは6GBを搭載する。外部メモリとして最大1TBのmicroSDXCを利用できる。容量4500mAhのバッテリーを内蔵しており、バッテリーの充電サイクルや充電容量を変更できる「いたわり充電」や、独自の最適化技術により、3年使用しても劣化しにくいバッテリーを実現したとしている。本体サイズは約68(幅)×154(高さ)×8.3(奥行き)mm、重量は約169g。IPX5/8の防水とIP6Xの防塵(じん)、おサイフケータイにも対応している。
アウトカメラ(焦点距離)は約1200万画素の広角(27mm)、約800万画素の超広角(16mm)と望遠(54mm)の3つで構成される。シーンを自動で判定する「プレミアムおまかせオート」では、新たに「ペット」が追加され、犬や猫を認識すると、シャッタースピードとISO感度を調整してくれる。ナイトモードとオートHDRにも対応しており、夜景や逆光のシーンでも白飛びや黒つぶれを抑えて撮影できる。1秒間に最高10コマを撮れる連写機能では、各フレームの明るさを自動で調整してくれる。インカメラは800万画素となっている。
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