ITmedia Mobile 20周年特集

ドコモのスマートフォンを振り返る 日本最初のXperiaとGalaxyから独自モデルまでITmedia Mobile 20周年特別企画(4/4 ページ)

» 2021年12月12日 06時00分 公開
[房野麻子ITmedia]
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ユニークなオリジナルモデルも登場したが……

 コラボレーションモデルにとどまらず、オリジナリティーあふれる独自モデルもあった。

 「M Z-01K」はドコモが企画し、中国ZTEが開発した折りたたみスマートフォン。MEDIAS W以来となる2画面スマートフォンで、形状は似ているが、ZTEは「全く別物」と語っていた。

ドコモスマートフォン ドコモとZTEの共同開発で生まれた2画面スマホ「M Z-01K」(2018年)
ドコモスマートフォン ディスプレイ付きケースで2画面を実現したLGエレクトロニクス製の「LG V60 ThinQ 5G L-51A」(2020年)。LGはスマートフォン事業から撤退したため、ドコモでは「LG VELVET L-52A」(2020年12月発売)が最後のLG端末になってしまった。
ドコモスマートフォン 超薄型で、スマートフォンの子機としての利用を想定した端末「ワンナンバーフォン ON 01」(2018年)。親機と子機のどちらからでも同じ電話番号で発着信できる。ZTEが製造を担当

 「MONO」シリーズは、「上質なデザイン」「必要十分な機能」「シンプルな使いやすさ」を目指し、新たにラインアップに加えられたブランド。「MONO MO-01J」は、「AQUOS sense SH-01K」「らくらくスマートフォン me F-03K」とともに、毎月の利用料金から1500円を割り引く料金プラン「docomo with」対応機種として販売された。2代目の「MONO MO-01K」(2017年)も販売されたが、2018年にZTEが米国から輸出規制措置を受けて以降、ZTE製端末の取り扱いはない。

ドコモスマートフォン シンプルなデザインの「MONO MO-01J」(2016年)。こちらもZTEが製造を担当。端末購入サポートを適用すると一括700円という低価格も注目された。

 米国の中国メーカーに対する禁輸措置は、Huaweiにも大きな影響を与えた。Huaweiは「P20 Pro HW-01K」(2018年)で久しぶりにドコモにスマートフォンを納入。翌年には後継機の「P30 Pro HW-02L」も販売されたが、米国のHuaweiに対する禁輸措置により発売がいったん延期された。その後も制裁が強化されたことでHuaweiのスマートフォン事業は厳しい状態が続いており、ドコモはHuaweiを含む中国メーカーの製品を扱わなくなっている。

ドコモスマートフォン ライカと共同開発した3つのカメラを背面に搭載した「P20 Pro HW-01K」。モノクロセンサー、カラーセンサー、望遠という構成だった。

 通信と端末の分離によって端末の割引に制限がかかり、各キャリアとも買いやすいミドルレンジ、ローレンジ端末のラインアップを充実させている。ドコモを除く大手キャリアやMVNOは、OPPOやXiaomi、ZTEといった中国メーカーの、5Gに対応しながらも価格が抑えられた端末をそろえており、それに比べるとドコモのミドルレンジは選択肢が少ない印象だ。今後、ドコモがどのように対応していくのか注目していきたい。

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