Kyashは1月6日、バーチャル/リアルプリペイドカードサービス「Kyash」のサービス仕様の変更スケジュールを発表した。提携先であるVisaがブランドルールを変更することに伴う措置で、主にひも付けたクレジットカード/デビットカードの利用に関する仕様が変更される。
まず、1月18日付で以下の仕様変更が行われる。
現行のKyashでは、決済時にプリペイド残高が足りなくなった場合に、アカウントにひも付けたクレジットカードやデビットカードから不足額を自動チャージする「カードリンク機能」が搭載されている。
1月18日の仕様変更では、このカードリンク機能が廃止される。そのため、決済前にプリペイド残高が十分にあるかどうかを確認する必要が出てくる。
カードリンク機能の廃止による利便性低下をカバーするために、登録したクレジットカードやデビットカードから残高を自動的にチャージする機能が追加される。この機能は1月11日から先行して提供を開始する。
自動チャージは、あらかじめ指定した残高を下回った場合に行う設定と、あらかじめ指定した日に行う設定に対応している。ただし、事前設定が必要なので、Kyashではカードリンク機能の廃止までに設定することを呼びかけている。
Kyashのリアルカードは、一部のガソリンスタンドやレンタカーショップでの決済にも対応している。これらの店舗では、実際の決済の前にオーソリ(利用承認)を取得しているが、1月18日からはプリペイド残高が1万円以上ないと利用できないようになる。これは「給油/利用した後にプリペイド残高が不足してしまう」という事態を避けるための措置であると思われる。
2月上旬をめどに、全てのアカウントで「送金」が可能となる。合わせて、アカウントにひも付けたクレジットカードやデビットカードから送金する機能も実装される見通しだ。
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