米Googleが3月7日(現地時間)、Android 12をタブレットやフォルタブルに最適化した「Android 12L」を正式発表した。年内にSamsung Electronics、Lenovo、Microsoftの端末でのアップデートが計画されているという。
タブレットやフォルタブルの大画面を生かし、ホーム画面、ロック画面、通知シェード、セットアップ画面、設定などの表示を最適化。効率よく作業できるとしている。
通知とクイックタイルを個別に表示し、通知を見やすくすると同時に、スワイプするためのスペースを設けた。
設定画面も大きく2画面に分かれる。左側に設定項目(ナビゲーション)を表示しながら、右側には選択項目の具体的な内容を表示できる。複数の設定を変更する度にナビゲーションへ戻らずに済む。
マルチタスクも強化した。画面下部のタスクバーにアプリのアイコンが並び、任意のアプリをドラック&ドロップすれば画面が分割され、複数のアプリを同時に起動して使える。
Android 12Lは2021年10月にGoogleが予告していたもの。このため、Google Pixelブランドを冠したフォルダブル端末の登場に期待が高まっている。
また、Android 13以降に関して、Googleは「大画面の端末を最大限に活用できるように、さらに多くの機能を構築していく」とコメントしているが、メインOSとLの切り分けを今後も行うのかは不明だ。
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