楽天モバイルの通信速度を都内で検証 「人口カバー率96%」でどれだけ快適?(2/2 ページ)

» 2022年03月25日 09時00分 公開
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オフィス街以外の速度測定の結果まとめ

 オフィス街の品川駅での計測を終えた後、上野駅、西日暮里駅、巣鴨駅、高円寺駅、吉祥寺駅といった東京23区の東部、西部方面で引き続き計測しました。計測時間は昼過ぎから夕暮れ時でしたが、この時間帯でも楽天モバイルは下り・上り速度ともにおおむね安定した結果でした。しかし、最後の吉祥寺サンロード商店街での「下り2Mbps/上り3Mbps」での結果には驚きです。1日の測定を通して、吉祥寺での楽天モバイルの通信速度がこの日ワーストの記録となってしまいました。

 ソフトバンクは相変わらずの速さです。上野駅の「パンダ橋」、巣鴨駅の「くぐる橋」では下り速度3桁を計測。特に欠点は見当たりませんでした。

 IIJmioも全く遅くならなかったというわけではありませんが、夕暮れ時でもストレスを感じることなく、通信が使えました。MVNOなので、多少通信速度にムラがあるかもしれませんが、料金節約派の方には向いているかもしれません。

楽天モバイル速度計測 オフィス街以外での測定結果
楽天モバイル速度計測 ソフトバンク・楽天モバイル・IIJmio通信速度一覧(単位Mbps)

つながれば楽天モバイルは普通に使える

 楽天回線エリアであれば、データ無制限、そして無制限にデータ利用しても月額料金は3278円(税込み)の楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT VI。「爆速でなくとも、そこそこの通信速度で月に20GB以上データ量を使いたい」という方に楽天モバイルは合っていると思います。もちろん、「全国の4G人口カバー率96%」をうのみにすることはできませんし、つながらなければ意味がありませんが、普通に楽天モバイルの電波がつながる生活環境にいる方にとっては、Rakuten UN-LIMIT VIはまさに「ベストなワンプラン」となることでしょう。

著者プロフィール

楽天モバイル速度計測

吉田裕紀

 長野県出身。2009年「株式会社ディ・ポップス」に入社。NTTドコモ、au、ソフトバンクなどさまざまな通信キャリアを取り扱う携帯ショップ「TOP1」やワイモバイルショップにて11年間携帯電話の販売に従事。

 現在はコンテンツマーケティング部署に所属。現場の経験を生かし、「携帯電話料金プランについて分かりやすい記事を書き、分かりやすく情報を発信する」をモットーに、日々売り場からの声や、最新の携帯電話に関する情報を収集し、記事の執筆にあたっている。

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