間もなくauの3Gサービスが終了、あらためて注意点を整理 “ケータイ”を使うには?(1/2 ページ)

» 2022年03月27日 11時00分 公開
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 既報の通り、auの3Gサービスが2022年3月31日に終了する(3G通信サービス「CDMA 1X WIN」が終了する)。この記事では注意点を改めて整理し、4月以降も使える機種を紹介する。

3g 4月以降は使えなくなる旧「G'zOne」ケータイ

実はケータイだけでなく一部のスマートフォンなども対象

 最近、「ケータイ向けの3Gが終了」との報道をよく目にするが、だからといって、いま使っている携帯電話を慌てて処分したり売却したりせずに、どの端末が該当するのかを念頭に置いて慎重に行動したい。

 「3G終了」と一口にいっても、折りたたみやスライド、ストレートを含む従来型携帯電話(フィーチャーフォン)だけが使えなくなる……わけではない。

 サービス終了日以降利用できなくなる該当機種は以下の通り。

  • WIN端末:全機種(データ通信端末や通信モジュールなどを含む)
  • 4G LTE端末:au VoLTE非対応のスマートフォン・ケータイ全機種

 つまり、停波の日を迎えると、いわゆる3Gのケータイだけでなく、「3Gや4Gに対応する一部のスマートフォン」なども使えなくなる。

 LTE非対応のiPhone 4sや、au VoLTE非対応のiPhone 5/5s/5c、au VoLTEに対応していない機種(発売当時に注目を集めたG'zOne TYPE-L CAL21、Xperia Z1 SOL23)、通信用のデータ端末などがそれに該当する。

3g iPhoneもVoLTE非対応機種は4月以降、使えなくなる(写真はiPhone 5c)
3g Xperia Z1 SOL23も4月以降は使えなくなる

サービス終了後も使えるのはどの機種?

 裏を返せば、VoLTEに対応するケータイやスマートフォンなら、2022年4月以降も引き続き使える。

 補足すると、通話非対応の4G LTE端末(タブレット、データ通信機器など)や3G対応のスマートフォンでも、端末側でau VoLTEを使った通話に切り替え可能な以下の機種は、2022年4月以降も引き続き使える。

  • iPhone 6/6 Plus
  • iPhone 6s/6s Plus
  • iPhone SE
  • iPhone 7/7 Plus
  • GRANTINA 4G KYF34

※iPhone 6/6 PlusをUQ mobileの「VoLTE非対応SIMカード」で利用する場合、VoLTE非対応動作となるため、2022年4月1日以降は利用できなくなる

3g auとUQ mobileでは、黒色のau IC Card(SIMカード)を使う音声端末のサービスが終了する。ただし、端末操作でVoLTEを有効にできる機種や、データ通信専用端末(モバイルルーターなど)は引き続き使える

ケータイを使いたい人はどうすればいい?

 2022年4月以降もスマートフォンではなく、使い慣れた折りたたみがいいという人は、LTEとVoLTEに対応した(記事掲載時点でau Online Shopにて販売されている)機種を選択すればいい。

  • INFOBAR xv(2018年11月29日)
  • GRATINA KYF39(2019年5月24日)
  • かんたんケータイ KYF41(2021年3月5日)
  • GRATINA KYF42(2021年8月13日)
  • かんたんケータイ ライト KYF43(2021年11月19日)
  • G'zOne TYPE-XX(2021年12月10日)

 いずれも従来型ケータイでおなじみのテンキーを備えており、INFOBAR xv以外は折りたたみ形状となっている。

 ちなみに、先に挙げたサービス終了対象機種のユーザーに対し、KDDIはスマートフォンやau VoLTE対応ケータイへの無償交換が可能な施策を行っている。他社への移行を検討している人は、いま契約しているキャリアのままで、無償交換ができるかどうかをチェックしておくといいだろう。

3g 「3Gとりかえ割(ケータイ)」では、指定条件を満たせば、機種代金が割り引かれたり、充電器がもらえたりする
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