IDC Japanは、9月2日に国内の従来型携帯電話/スマートフォンの2022年第1四半期(1〜3月)の出荷台数を発表した。
国内市場の従来型携帯電話/スマートフォンの合計出荷台数は前年同期比8.7%減の827万台で、スマートフォンの出荷は820万台(前年同期比 6.4%減)に。
OS別ではiOSが同0.9%増の393万台で、他のグローバルベンダーに比べてサプライチェーンの混乱が小さく出荷量を確保できたこと、旧モデルを低価格で販売したことで昨年並みを維持している。一方、Androidは同12.2%減で、一部のグローバルベンダーが落ち込んだことが原因としている。また国内ベンダーやサムスン電子は対前年同期比増だが多くは低価格モデルで、ハイエンドモデルの出荷は厳しい状況が続く。
ベンダー別はAppleが前年同期比でシェアを3.4ポイント増やし、47.9%でトップ。2位は97万台を出荷したシャープ(シェア11.9%)、3位は86万台出荷のFCNT(同10.5%)、4位は78万台を出荷したサムスン電子(同9.5%)、5位は68万台出荷のソニー(同8.3%)となった。
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