米調査会社Strategy Analyticsは7月28日(現地時間)、第2四半期(4〜6月)の世界でのメーカー別スマートフォンの出荷台数に関する調査結果を発表した。総出荷台数は前年同期比7.3%減の2億9100万台だった。新型コロナのパンデミック、地政学的問題、経済状況の悪化などが減少の原因と同社は指摘する。
メーカー別では、韓国Samsung Electronicsがシェア22%で圧倒的な首位を維持した。出荷台数は6250万台。2月発表の「Galaxy S22」シリーズ、特に高価格のUltraモデルが好調だった。
2位は米Apple。昨年9月発表の「iPhone 13」が好調で、「過去10年間で最高の業績となった」。Appleは業績発表でiPhoneの出荷台数を開示していないが、Strategy Analyticsによると、同四半期の出荷台数は4750万台。Appleによると、同四半期のiPhoneの売上高は前年同期比3%増の407億ドルだった。
3位の中国Xiaomiは「欧州での地政学的不確実性で苦戦した」。4位はOnePlusを含む中国OPPO、5位は中国Vivo。いずれもシェアを落とした。
Strategy Analyticsは、この逆風は来年の前半まで続き、SamsungとAppleが引き続き上位を維持するとしている。
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