若い世代に人気のGalaxy Z Flipシリーズ。Galaxy Z Flip4は、BTSのカラーとして注目を集めるパープルを含め3色展開となる。
ディスプレイのサイズは前モデル「Galaxy Z Flip3 5G」と同じ6.7型だが、ヒンジやフレームが小型化されてより全体のサイズはコンパクトになった。可変リフレッシュレートはGalaxy Z Fold4と同様、1〜120Hzになっている。
Z Fold4同様、耐久性も向上している。ディスプレイそのものの強化に加え、貼ってあるフィルムが剥がれにくくなった。20万回の開閉テストもクリアしている。外装はGorilla Glass Victus+でフレームとヒンジはスマホで使われる部品で一番強い金属だというアーマーアルミニウム。IPX8の防水性能も備える。
1.9型のカバーディスプレイは、カスタマイズ性がアップした。引き続きさまざまな時計デザインや文字色を選べるが、背景に自分で撮った写真、GIFに加え15秒以内の動画を設定できるようになった。また、AR絵文字も作って設定できる。ホーム画面だけでなく、カバー画面にもGalaxy themeを適用し、統一感を出すことも可能になった。
カバーディスプレイでできることも増えている。画面を上から下にスワイプするとクイック設定画面になるが、Z Flip3 5Gでは音量と明るさ調整しかできなかったところに、Wi-Fi、Bluetooth、機内モード、ライトの設定が加わり、より便利に使えるようになった。
左スワイプでメッセージや通知の確認ができるが、メッセージには音声入力、絵文字、定型文で即座に返信できるようになった。右スワイプでは設定しておいたウィジェットを表示できるが、新たにスピードダイヤルとカレンダーが加わった。あらかじめ3人までの連絡先を登録しておくと、カバーディスプレイから発信が可能だ。
目立たないがカメラも進化している。アウトカメラはセンサーサイズがZ Flip3 5Gよりも65%大きくなり、夜間の撮影がより明るくきれいになった。閉じたままカバーディスプレイでセルフィが撮れるクイックショットは、従来は1:1のアスペクト比でしか撮影できなかったが、Z Flip4では4:3、19:9、22:9も選べるようになった。カバーディスプレイをダブルタップすると、あらかじめ設定しておいたアスペクト比でプレビューできる。
また、クイックショットから90度開いた“置き撮り撮影”へ、シームレスに切り替えられるようになった。Z Flip3 5Gまでは、クイックショットから端末を開くとプレビューが消えて内側カメラに切り替わっていたが、そのまま外側のカメラで撮影を続けられる。
ハンズフリーでセルフィーができることで好評の置き撮りは、今回から、Instagram、Facebookのストーリー、YouTubeのショート動画など、サードパーティー製のアプリを使ったショート動画の撮影にも対応した。
また、Z Fold4と同様、フレックスモード時に下画面がタッチパッドになって上画面を操作できるフレックスモードパネルにも対応している。
プロセッサはZ Fold4と同じ最新のSnapdragon 8+ Gen1を採用して処理能力が向上。ヒンジが小型化されたことでバッテリー容量がZ Flip3 5Gよりも12%増加し3700mAhになっている。ディスプレイの可変リフレッシュレートが1〜120Hzになったことでさらに省エネ。引き続きおサイフケータイに対応し、メインメモリは8GB、ストレージ容量128GB。新たに5Gのミリ波にも対応した。
キャリアはドコモとauが全3色、楽天モバイルはBora PurpleとGraphiteのみ販売する。いずれも9月8日から予約開始、9月29日発売となる。
Galaxy Z Fold4、Galaxy Z Flip4の発売に合わせてキャンペーンも行われる。
Galaxy Z Fold4を予約・購入した場合は、さらに最新モデルの「Galaxy Watch5」を購入して2万5000円のキャッシュバック、あるいは先代の「Galaxy Watch4(40mm)」のプレゼントのどちらかを選べる。
Galaxy Z Flip4を予約・購入した場合は、さらに最新の「Galaxy Buds2 Pro」を購入して1万5000円のキャッシュバック、あるいは「Galaxy Buds2」のプレゼントのどちらかを選ぶことができる。
アフターサポートについての言及もあった。Galaxy Z Fold4、Galaxy Z Flip4の購入から1年間、保護フィルムの無償取り換えサービスを提供する。また、Android OSの4世代アップデートをサポートする。
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