香港に拠点を置く調査会社Counterpoint Reserachは11月29日(現地時間)、2022年第3四半期(7月〜9月)の世界のスマートウォッチ市場調査結果を報告した。9月に「Apple Watch Series 8」を発売した米Appleが好調で、売上高が前年同期比48%増となった。
世界における出荷総数は30%増だった。地域別ではインド市場が171%成長し、世界最大のスマートウォッチ市場になった。2020年第4四半期から首位だった北米市場も21%増ではあったが、インドの勢いに押され、2位になった。
HLOS(AppleのWatchOSや米GoogleのWear OSなどのハイレベルなOSを搭載し、サードパティ製アプリをインストールできるスマートウォッチ)とベーシック(サードパーティ製アプリをインストールできないスマートウォッチ)に分けたメーカー別シェアでは、HLOSでAppleが過半だった。
HLOSの2位は韓国Samsung Electronicsがキープし、6ポイント増の22.3%だった。「Galaxy Watch 5」が好調で、出荷台数は62%増だった。
HLOSで3位のAmazfitは米カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く新興企業。日本でもスマートウォッチを販売している。OSは独自のZepp OSを搭載する。Counterpoint ResearchはOS別のシェアは発表していない。
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