カメラ性能でハイエンド機とミドルレンジ機の差が出やすいのは動画だ。
Zenfone 9はなんとこのボディーながら8K動画に対応。8K時は24fpsになるけどね。
8Kで撮った動画からひとコマをキャプチャーしてみた。8Kは7680×4320ピクセル……約3300万画素もあるのだからすごい。
4K撮影は60fpsまで対応している。
さらに今回、手ブレ補正に「HyperSteady」が追加された。より強力な手ブレ補正で動きながら撮るときに画像が安定する。いわゆる「アクティブ手ブレ補正」的なものだ。
広角カメラ自身が「ジンバルスタイビライザー」と呼ぶ強力な手ブレ補正も持っていて補正は優秀なので(わざと左右に傾けながら撮ってもちゃんと補正された)、それにプラスしてHyperSteadyをかけられる感じだ。
HyperSteadyを使う場合は画角が少し狭くなって、サイズもフルHD(FHD)になる。
動画だともう1つ注目したいのはスローモーション。
フルHDだと240fps、4Kでも120fpsでスローモーション動画を撮れるのだ。240fpsだとかなりスローモーション感が出る。
強力な手ブレ補正による動画や240fpsで撮れるスローモーションを組み合わせられるフルHDでは、より凝った映像を作れるし、クオリティー重視なら4Kでそろえてもいい。
小さなボディーで気軽に動画を楽しむのにZenfone 9はすごくいいかも。
かくして、Zenfone 9はカメラが2つとも高性能で画質もいいし、動画性能もハイエンドレベルだしで、小さいけどカメラがいいスマホとしてすごく魅力的なのだ。
今までこのレベルのカメラを持つスマホってたいていデカくて重かったから、カメラ性能は欲しいけどボディーは小さくて軽い方がいいって人にささると思う。
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