ドコモも「デュアルSIMサービス」提供へ 「ソフトバンク、KDDIと話をしている」

» 2023年02月09日 18時28分 公開
[田中聡ITmedia]

 NTT(日本電信電話)が2月9日に開催した決算説明会で、島田明社長がバックアップ回線の「デュアルSIMサービス」について言及した。

NTT NTTの島田明社長(提供:NTT)

 デュアルSIMサービスは、緊急時に使用できる予備回線用のサービスで、KDDIとソフトバンクが2023年3月下旬以降に提供することを発表していた。KDDI高橋誠社長とソフトバンク宮川潤一社長のトップ交渉により実現したそうだが、ドコモはどんなスタンスなのか。

 島田氏は「(KDDI、ソフトバンクと)話し合いはしている。そんなに遅れることなく、同じようなタイミングで展開できると思っている。詳細は、お互いあまり話をしないようにということなので、ここではコメントいたしかねる」と述べるにとどめたが、ドコモもデュアルSIMサービスを提供する意向であることが明らかになった。ただし日程については未定。

 「昨年、KDDIさんで通信障害が起き、われわれ(ドコモ)も、その後西日本などで障害を起こしているので、レジリエンス(回復力)を高めていかないといけない認識は全く同じ。同じようなサービスを遅れないように提供していきたい。NTTグループとしてのレジリエンスをどう高めていくかはずっと議論している。どこかのタイミングで詳細の説明をする機会を持ちたい」(島田氏)

 デュアルSIMサービスのMVNOへの開放については未定の状況だが、ドコモ側も「まだMVNOとは話をしていないのが事実」(島田氏)とのこと。「ソフトバンク、KDDIさんと話をしていて、まずそこから始めないと。大きいボリュームをお持ちの方々とのバックアップの仕組みが重要。MVNOとどうコラボしていくかは、次のフェーズだと思う」とした。料金については「宮川さんも高橋さんも数百円といっているので、それくらいの水準になると思う」とのことで、3社で足並みがそろう可能性が高い。

 2022年度第3四半期の連結業績については、営業収益が9兆5726億円で前年同期比6494億円増(+7.3%)、営業利益が1兆5208億円で前年同期比188億円減(−1.2%)の増収減益となった。「想定を上回る電気代高騰の影響やオンライン授業などの需要が一巡した」(島田氏)ことから、NTT東西の地域通信事業が481億円の減益になったことが響いた。

 モバイルについてはARPUが第2四半期の4080円から4090円に上がっており、島田氏は「値下げの影響は収まった」との認識。「お客さまに大容量のご利用をいただけており、環境は改善してきた」(同氏)

NTT 2022年度第3四半期の連結業績
NTT NTT東西の地域通信事業が481億元の減益となった

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月09日 更新
  1. 「iPhoneの調子が悪いです」の文言、なぜアイホンのFAQに? 実はAppleと深く関係 (2026年02月08日)
  2. KDDI、楽天モバイルとの「ローミング重複エリア」を順次終了 松田社長が言及 (2026年02月06日)
  3. 総務省有識者会議が「手のひら返し」な我が国への示唆――日本を国際標準から遅れさせたのは自らの愚策のせい (2026年02月08日)
  4. 楽天モバイル、1000万回線突破も残る「通信品質」の課題 5G SAの早期導入とKDDIローミング再延長が焦点に (2026年02月07日)
  5. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  6. 「小型iPhone SEを復活させて」──手放せない理由SNSで話題 どこが“ちょうどいい”と評価されるのか (2025年11月29日)
  7. 東京アプリ、PayPayがポイント交換先に追加される可能性は? 広報に確認した (2026年02月05日)
  8. 【ニトリ】1990円の「スマホに付けるカードケース」 マグネット対応でスタンドとしても使える (2026年02月07日)
  9. Suica、JRE POINTのキャンペーンまとめ【2月6日最新版】 1万〜2万ポイント還元や10倍還元のチャンスあり (2026年02月06日)
  10. iPhoneの日付変更で空き容量を確保する裏技は“厳禁” 実行してしまった場合の対処法は? (2026年01月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年