REDMAGIC 8 Proを普通のスマートフォンとしても使うとき、気になるのはカメラの性能だろう。アウトカメラは5000万画素と十分な性能であり、超広角とマクロも搭載しているため、日々写真を撮影してSNSにアップする用途ならば十分カバーできる。
カメラのメニューは「カメラ・ファミリ」「プロ」「写真」「ビデオ」「夜」「ポートレート」が並ぶ。写真はワイドと1倍の切り替えで、切り替えボタン長押しでデジタル10倍までに対応。倍率だけではなくレンズのミリ数も記載されるのは、カメラを強化したAXONシリーズに倣ったものだろう。
ビデオは1倍からとなり、こちらもデジタルは10倍までに対応。解像度は最大で8Kまでに対応しており、かなり高性能だ。
カメラ・ファミリにもさまざまなモードが搭載されている。これもAXONシリーズのものをそのまま搭載したのだろう。そしてプロモードではRAW撮影も可能だ。REDMAGIC 8 Proはカメラフォンとしても本格的に楽しめるスマートフォンなのである。
それでは以下はREDMAGIC 8 Proで撮影した作例を掲載する。なお画像は1500×1125ピクセルにリサイズした。
さて気になるのはアンダーディスプレイカメラの画質だ。REDMAGIC 8 Proのアンダーディスプレイカメラは、ディスプレイを斜め方向から見ても全く見えないほどに進化している。画素数は1600万画素で、前モデルの800万画素カメラ(ベゼル内に搭載)から大きく向上した。アンダーディスプレイカメラは2022年5月に発売された「AXON 40 Ultra」と同じもののようであるが、両者で自撮りを比べてみた。
左がREDMAGIC 8 Pro、右がAXON 40 Proだ。AXON 40 Proの方がAI処理の特徴が強く出ており、細かいディテールはREDMAGIC 8 Proの方がうまいと感じた。このあたりは最新モデルだけにREDMAGIC 8 Proの方がより自然な仕上がりになるよう調整されているのだろう。ゲーム用途だけではなく一般利用できるスマートフォンとしても、REDMAGIC 8 Proは魅力ある製品といえそうだ。
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