Xiaomi 13とXiaomi 13 Proは、Qualcommの最新SoC「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載している。前世代の「Snapdragon 8 Gen 1」と比べると、CPUやGPUのパフォーマンスが向上した一方で、電力効率が改善したことでバッテリーの持ちも長くなっている。
加えて、最新の無線LAN規格である「Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)」もサポートしている。Xiaomi 13 Proは5GHz帯と6GHz帯の複数同時接続に対応していて、両帯域を束ねることで最大5.8Gbps(理論値)の高速Wi-Fi通信が可能だという。
ハイスペックなSoCを搭載すると、充放電の繰り返しによるバッテリーの劣化も気になる所である。そこでXiaomiは、両モデルに自社開発の充電制御チップを搭載し、独自のバッテリー管理システムを構築した。これにより、バッテリーの耐用年数(寿命)を長期化できたという。
Xiaomi 13は4500mAhのバッテリーを搭載し、67Wの有線急速充電と50Wのワイヤレス充電をサポートしている。前世代の同等モデルから最長で3時間ほど長く使えるようになったという。
一方でXiaomi 13 Proのバッテリー容量は4820mAhと、13より少し多め。有線接続時は120Wの超急速充電が可能で、約19分で空のバッテリーを満充電にすることもできる。
Xiaomi 13とXiaomi 13 Proを新規購入したユーザーは、最大2TBの「Google Oneクラウドストレージ」(月額380円または年額3800円相当)と「YouTube Premium」(月額1180円相当)を最長6カ月間無料で利用できる。加えて、両機種は自動車用デジタルキーにも対応しており、同機能に対応する自動車のドアの施錠/解錠はもちろん、エンジン/システムの始動に利用できる。
Xiaomi 13とXiaomi 13 Proは、アウトカメラ回りのデザインが統一されている。しかし、ボディーのデザインに微妙な差異がある。
Xiaomi 13 Proは3D曲面セラミックボディーを採用しており、側面に向かって湾曲している。それに合わせて、フレームは側面部が一部細くなっている。カラーはセラミックホワイトとセラミックブラックの2つで、6.73型の有機ELディスプレイ(解像度は1440×3200ピクセル、リフレッシュレートは1〜120Hz)を搭載している。
それに対して、Xiaomi 13のボディーは、側面のフレームがやや太めである。パッと見でiPhoneと間違えてしまいそうだが、手にしてみるとiPhoneよりも軽さが引き立つ(約189g)。
ボディーカラーはブラック、ホワイト、フローラグリーンの3つで、約6.36型の有機ELディスプレイ(解像度は1080×2400ピクセル)を備えている。約1.61mmの超狭額縁設計なのも魅力だ。
なお、両機種共にIP68等級の防塵(じん)/防水性能を備えている。
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