一方で、ahamoをオススメできない人もいます。まず、月のデータ使用量が10GB以下の人はahamoよりOCN モバイル ONEがオススメです。
ahamoは20GBと100GBしか選べませんが、OCN モバイル ONEの新コースなら月500MBから月10GBまでデータ容量が用意されています。月3GBは月額990円、月10GBでも月額1760円と安く、月500MBや月1GBのプランも選べます。ドコモで購入したスマホもSIMロック解除不要で使えるので、ドコモからの乗り換えにもオススメです。
OCN モバイル ONEは自動プレフィックス番号付与に対応しているため、専用アプリを使わなくても通話料金が自動で半額(11円/30秒)になります。「余ったデータ容量を翌月に繰り越せる」「節約モードをONにすると速度は制限される代わりにデータ容量を消費しない」といったahamoにはないメリットもあります。
気になるのが通信速度ですが、OCN モバイル ONEはahamoやドコモと同じくらい快適な速度が出ています。筆者も毎月通信速度を測定していますが、回線が混雑する昼でも速くて安心です。
月に使うデータ容量が20GB以上の場合、楽天モバイルならさらに安くなります。通信品質はahamoに劣るものの、たくさんのデータ容量をとにかく安く使いたい人は楽天モバイルも検討しましょう。
楽天モバイルは月のデータ使用量に応じて料金が決まる従量課金制のプランで、20GB以上はどれだけ使っても月額3278円です。ahamoは20GB〜100GBなら月額4950円なので、楽天モバイルの方が月に1600円以上安いですね。月に100GB以上データ通信する人も楽天モバイルなら対応できます。アプリ「Rakuten Link」を使えば国内通話は無料でかけ放題なので、ahamoの5分かけ放題では足りない人にもオススメです。
エリアの広さやつながりやすさはahamoに劣りますが、学生や若年層の人なら料金面のメリットが上回るかもしれません。「できるだけ安くたくさんのデータ容量を使いたい」「5分かけ放題では足りない」という人は楽天モバイルも検討しましょう。
ahamoは全国のドコモショップで申し込みや契約後の各種手続きのサポートを受けられますが、1回あたり3300円の手数料がかかります。また、ドコモのようにショップスタッフが手続きをしてくれるのではなく、スタッフのサポートを受けながら自らWebで手続きが必要です。
ahamoの契約手続きはオンラインで簡単にできますし、契約後も専用チャットなら無料で相談に乗ってもらえます。しかし、ドコモのように対面でスタッフの手厚いサポートが受けたい人は他社も検討しましょう。
ドコモでもよいのですが、料金を安くしたい人はY!mobileかUQ mobileがオススメです。この2キャリアは全国の店舗でサポートが無料で受けられますし、料金はドコモより安いです。選べる容量は最大25GBまでですが、月のデータ使用量が25GB以下で店舗がある方が安心という人はこの2キャリアを選びましょう。筆者も大手キャリアから初めて格安SIMに乗り換える方にはY!mobileかUQ mobileを勧めています。
以上、ahamoをオススメできる人、できない人の解説でした。ドコモを契約中で月のデータ使用量が10〜100GBならahamoへの乗り換えを検討しましょう。20GBのデータ容量に5分かけ放題がついて月額2970円はドコモより安く、「海外でも追加料金なしでデータ通信できる」「容量超過後も最大1Mbpsで通信できる」といったメリットもあります。
ahamoはドコモショップでも契約すると手数料3300円がかかってしまいます。オンラインストアなら手数料は無料なので、必ずahamo公式オンラインストアで契約してくださいね。
シムラボ
「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。
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