4キャリアの通信サービス、満足度1位はUQ mobile NPS1位はahamo MMD研究所調べ

» 2023年03月07日 12時15分 公開

 MMD研究所は、3月7日に「2023年2月MNOのシェア・満足度調査」の結果を発表。予備調査は18歳〜69歳の男女4万人、本調査ではNTTドコモ、au、ソフトバンク、ahamo、povo、LINEMO、Rakuten UN-LIMIT、Y!mobile、UQ mobileを利用している各300人、計2700人を対象としている。

 予備調査でスマートフォンを所有する3万6560人へメインで利用しているスマートフォンの通信サービスを聞いたところ「NTTドコモ(29.1%)」「ahamo(5.3%)」「au(17.2%)」「povo(2.4%)」「UQ mobile(7.1%)」「ソフトバンク(11.0%)」「LINEMO(1.3%)」「Y!mobile(9.5%)」「Rakuten UN-LIMIT(7.4%)」となり、従来プラン、オンライン専用プラン、キャリアサブブランドを合わせた4キャリアの割合は90.3%となった。

 ahamo、povo、LINEMOを合わせたオンライン専用プランの割合は9.0%、Y!mobile、UQ mobileを合わせたキャリアサブブランドの割合は16.6%となり、2022年9月の調査と比べるとオンライン専用プランは1.0ポイント、キャリアサブブランドは0.7ポイント増加した。また、サブ利用の4キャリアの割合は82.3%、オンライン専用プランの割合は15.2%、キャリアサブブランドの割合は10.8%となる。

MMD研究所 メイン/サブ利用の通信サービス

 メイン利用しているスマートフォンでMNOを利用している3万3012人を母数とし、MNO各サービス割合を求めて2022年9月と比較したところ、最も割合が増えたのはUQ mobile(0.7ポイント)、次がahamo(0.6ポイント)となった。

MMD研究所 MNOの利用率推移(2021年11月〜2023年2月)

 オンライン専用プランとキャリアサブブランド、Rakuten UN-LIMITを現在メインで利用している1万2075人へ、現在利用している通信サービスを契約する前に利用していた通信サービスを聞いた。オンライン専用プランではahamoは70.6%、povoは63.0%、LINEMOは35.3%が同一キャリアから移行。キャリアサブブランドではY!mobileはソフトバンクが44.7%、UQ mobileはauが52.7%、Rakuten UN-LIMITはMVNOが38.7%で最多となった。

MMD研究所 現在利用している通信サービスを契約する前に利用していた通信サービス

 MNOの利用者にサービスの総合満足度を聞いたところ、UQ mobileが最も高く740pt、次いでahamoとLINEMOが734ptとなった。家族や友人に薦めるか10点満点の点数をつけるNPS(ネットプロモータースコア/顧客推奨度)を算出したところ、9点から10点をつけた推奨者が18.3%、7点から8点をつけた中立者は38.9%、0点から6点をつけた批判者は42.8%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-24.4に。サービス別のNPSは、ahamoが最も高く-7.7、次いでpovoが-11.7となった。

MMD研究所 MNO9サービスの総合満足度
MMD研究所 MNO9サービスのNPS

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