米Googleは3月13日(現地時間)、オリジナルハードウェア「Pixel」シリーズに提供していく予定の新機能紹介ブログ「Feature Drop」の3月版を公開した。既に別のブログで紹介済みのもの、ロールアウト中のもの、日本ではまだ提供しない機能もあるが、主なものを紹介する。
2020年12月のFeature Dropで発表された「Holde For Me」がようやく日本でも利用可能になる。日本では「代わりに待ってて」という名称になるようだ。
これは、Googleアシスタントがユーザーの代わりに電話の順番待ちをするという機能。コールセンターなどに電話して「ただいま大変混み合っています」となった場合、Googleアシスタントに順番待ちを任せておける。自分の順番が来ると、音声と振動で教えてくれる。
「Direct My Call」は、コールセンターなど音声ガイダンスが対応するサービスに電話をする際、ガイダンスの内容が画面に表示され、目的の番号指定を画面の数字ボタンでできるというサービス。これが、米国内の英語で、Pixel 3a以降のPixelで利用可能になる。
昨年「Pixel 7」シリーズ向けに追加した露光時間が通常の半分で撮影できる「夜景モード」を、「Pixel 6」シリーズでも利用可能にした。Google Tensorを利用した新しいアルゴリズムの開発で可能になったとしている。
これまで一部のPixel端末でしか使えなかったGoogleフォトの編集機能「消しゴムマジック」がすべてのPixel端末で利用可能になる。
Googleは2月、「Google One」のユーザーであればこの機能をAndroidやiPhoneで利用可能にすると発表した。
「ヘルスコネクト」は2022年のGoogle I/Oで発表された健康管理支援アプリ。β版としてGoogle Playストアからダウンロードするようになっていたが、これがPixelシリーズにプリインストールされるようになる。
Google FitやFitbitなどのフィットネスアプリのデータを一元管理する。アプリ側が対応する必要がある。
Nestシリーズのスマートスピーカーやスマートディスプレイで設定したタイマーのカウントダウンを、Pixel端末の「スナップショット」でも表示できるようになる。ただし、これは今のところ英語のみの機能。
2月末に発表された「Pixel Watch」の転倒検出機能が実際に使えるようになった。筆者のPixel Watchでも有効にできる。
「Wear OS 3+」で、2つの新しい音声とディスプレイのモードが追加される。いずれもアクセシビリティ機能だ。
見当識障害のある人のためのモノラルオーディオと、色弱などの障害のある人のための色補正モードとグレースケールモードが追加される。
こちらも2月末に発表済みだ。
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