バッテリーに関しては、中古購入したスマートフォンを用いて評価している。確認したところ、バッテリーの劣化度は87%となっていた。発売から3年が経過したことを考慮すれば、理解できる数字だ。
iPhone SE(第2世代)は発売当時でもバッテリーの持ちがあまり良くないといった意見が散見され、実際iPhone 11などよりもバッテリーの消費が早かった。性能的には不満はないが、製品を選ぶ際に重視すべき点だ。
3年使用したスマートフォンのバッテリーを評価するとなると、気温が低い環境で電源が落ちたり、40%から突然20%の表記になったりすることも考えられる。このあたりは購入時に確認しておいてくべきポイントだ。
iPhone SE(第2世代)の発売から3年が経過していることもあり、中古購入する際はバッテリーの劣化具合を確認しておきたい。店舗によってはバッテリーの劣化度の数字を示していることもある。筆者は、この数字が90%以上あることが望ましいと考える。
さて、乗り換えて長く使うとなってくれば大切な要素は「本体のストレージ容量」だ。iPhone SE(第2世代)では64GBと128GBのストレージを選べるが、安価だからといって安易に64GBを選ぶと容量不足になることもある。
目安としては今まで使ってきた機種よりもワンランク上のストレージ容量、初めてのスマートフォンであれば安心の意味も込めて128GBモデルを選ぶことが後々の不満も少なくなるはずだ。
iPhone SE(第2世代)はこれから利用するといった用途でも、多くの場合は問題なく利用できることが分かった。iPhone 11と同じ世代であることから、OSアップデートもまだ続くと予想する。
そのため、子どもに与える端末や、2台目用のスマホとして、iPhone SE(第2世代)はスペックや利用期間を考えてもオススメできる。加えてiPhone 8や7を利用してきた方が安価で実用的な乗り換え先としてもよい選択肢になることだ。
5G通信に対応しない、一部機能が利用できないといった難点はあるので、最新世代の「iPhone SE(第3世代)」とも比較しながら検討したい。予算や使用期間などを考えて選ぶといいだろう。
価格の高騰などでスマートフォンを選びにくくなる中、中古で安価に購入できるiPhone SE(第2世代)は性能的にも、サポート期間的にも安心して購入できる機種となっている。新生活のお供に、子どもに与える初めてのスマートフォンとして選ぶのは大いにして「アリ」な選択肢となってくるはずだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.