ゲーム関連では240Hzの残像低減技術、暗いシーンを意図的に明るく表示する「L-γ(ローガンマ)レイザー」、120Hzのハイフレーム録画などを継承しつつ、ゲームエンハンサーの使い勝手が向上。トップメニューから瞬時にパフォーマンスを確認できることに加え、シャッターボタンでスクリーンショットの撮影が可能になった。
発熱については開発機をサーモグラフィーカメラで撮影しつづけたわけではないため、特定の条件下で発熱がある、などと具体的に伝えることはできないが、プロセッサにSnapdragon 8 Gen 2を採用し、電力効率が従来比で約40%改善されたとのこと。加えて、ソニーがカメラ動作時の消費電力を従来比で約20%改善し、Xperia 1 Vの熱拡散シートの体積を約60%拡大。Xperia 1 IVと比べても安定したパフォーマンスにつながるという。
さらに、冷却構造や3.5mmオーディオジャック、HDMI出力ポート(1080p/120Hz出力に対応)、LANポートなどを併せ持つゲーミングギア「Xperia Stream for Xperia 1 IV」にも対応した。
Xperia 1 VとXperia 1 IVのサイズと重量はほぼ同じ。奥行きが0.1mm増し、0.2g重くなった程度のため、もともと、Xperia 1 IV向けに発売されたXperia StreamがXperia 1 Vでも扱える。
ただし、Xperia 1 IVの純正ケースをXperia 1 Vに流用することはできない。先のアウトカメラのイメージセンサーが大型化したことに伴い、3眼カメラを囲う台座部分も大きくなったからだ。とはいえ、横置きと縦置きの両方に対応した純正ケースは撮影時のグリップ力を高める他、カメラの台座を保護し、カメラがケースからはみ出ないように設計されている。
このように、21:9比率の4Kディスプレイの継続や、カメラが3眼構成であることなど、Xperia 1 IVから外観が大きく変わったわけではないが、先のピクセルビニングやクリエイティブルックなど、スマホカメラのトレンドを取り入れ、αカメラゆずりの新機能を盛り込み、これまで以上に中身がブラッシュアップされたのがXperia 1 Vといえる。
【更新:5月19日16時55分】マイクに関して追記を行いました
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