ソフトバンクの金融事業の中核をなすPayPayについては、上場の意図を問う質問があった。また、PayPayが8月に実施する予定の、決済における他社クレジットカードの利用停止について、見直しを検討していることが明らかにされた。
―― PayPayの上場についてどのように考えているか
現時点では何も決まっていません。PayPayの上場はグループにおける価値顕在化の1つ方法として常に選択肢にあります。
―― 金融部門の収支はいつごろプラスに転じるのか。
宮川社長 具体的にいつという表現はいろいろな制約事項があって申し上げづらい状況です。さらに上場が視野に入ってくれば、言えないことも増えてきます。PayPayは金融サービスとして期待以上に成長しています。また、SBペイメントサービスは決済代行サービスとして100億円以上の純利益を達成しました。こうした会社をいくつか足したのがソフトバンクの金融部門です。近いうちに黒字化を発表できると思います。
―― PayPayにおいてPayPayカード以外のクレジットカードでの決済が停止。どの程度利益改善につながるのか
宮川社長 他社カード停止を発表して以降、継続してほしいという声が複数寄せられました。8月以降のPayPayカード以外の取り扱い停止は、延期も選択肢に検討が始まったと聞いています。正式に決定したらPayPayより発表します。
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