シャープは、10月6日にシステム設計から保守までワンストップのローカル5Gシステム開発を発表した。12月以降に受注販売を開始する。
本システムの基地局は、広域エリアをカバーしやすい4.8〜4.9GHzの周波数帯かつSA(Stand Alone)方式を採用。無線部と制御部がそれぞれ独立した分離型基地局で、設置場所の状況に応じてシステムを柔軟に構築できる。無線部は屋内用と屋外用を用意し、無線部1基につき最大128端末を接続可能だ。
端末は、据え置き型の「IDU(In Door Unit)」タイプとコンパクトなドングルタイプを提供。据え置き型はIDUを介してFA機器やカメラ、各種センサーなどを無線または有線でローカル5Gのネットワークに接続して大容量データの高速伝送を可能とする。ドングルタイプはPCなどの機器とUSBで接続でき、防水/防塵(じん)性能を備えているため、建設現場など屋外でも利用できる。
シャープのローカル5G戦略を聞く 端末メーカーのノウハウや鴻海のリソースが強みに
シャープ、ローカル5Gの実証実験を行う「Local 5G Trial Field」開設
シャープがローカル5G対応ルーターを開発、9月以降に提供予定
京セラが「ローカル5G共創ルーム」開設 みなとみらいリサーチセンターに
一般向けローカル5G「NURO Wireless 5G」が4月1日から提供 月額4950円でデータ無制限
従来価格の5分の1でローカル5Gを導入 NTT東日本が展開する「ギガらく5G」とは
パナソニック、法人向けタフネスタブレット/PC「TOUGHBOOK」新モデル発売 ローカル5Gに対応Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.